NHK総合
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◎あらすじ(ネタバレあり)
医学部の卒業を控え、インターン先の病院を選んだ梅子(堀北真希)。
梅子の選んだ病院は父・建造(高橋克実)が勤める病院だったのだ。
緊張した面持ちで迎えたインターン先の面接試験。
なんと、面接官の一人に建造の姿があった!
想定外のことに緊張しすぎた梅子は志望動機を聞かれて思わず「日替わり定食・・・」(ここの病院は日替わり定食が美味しいと聞いていた梅子)と答えてしまった。
騒然とした面接官たちだったが、梅子はここ一番の雄弁さで、友人の弥生(徳永えり)とともにインターンの合格を手にする。
インターン先で梅子が配属されたのは耳鼻咽喉科。
耳鼻咽喉科で厳しい看護師に指導を受けつつも、なんとか喰らいつこうと必死な梅子。
忙しいインターンの毎日の中で、偶然松岡(高橋光臣)と再会する。
◎みどころ
食育キャンギャルか、堀北真希!
◯おもしろポイント
①「体験談は面接(就活とか)で強い!
食育PRで雄弁をふるった堀北真希。
その雄弁さもさることながら、その後の体験談が良かった。
「この病院のある医師(父・高橋克実のこと)が、昔少年を救う姿を見て”医者ってすばらしい職業だ”と思った。だから自分は医者になろうと思った。自分はまだその人の医師としての姿をまだ見ていない。この病院で働いてその人の働く姿をもっと見たい」
と言った。
自分が採用面接官なら合格を与える。
具体的な話は、聞く側にイメージを与えやすく、印象に残りやすい。
いくら「素晴らしい医師がいて、設備が整ってる」とか言っても全く響かない。
数々の就活本に「具体的なエピソードを会社や自己PRと絡めて話せ」と書いてあるが、堀北真希はその王道をやってのけた。
体験談と、そこに詰まった自分の感じたことは人に訴えるものがある。
◯ツッコミポイント
①食育PRキャラとなった堀北真希
「日替わり定食・・・」とうっかり言ってしまった堀北真希。
「なんじゃそりゃ?」的な展開だったが、その後の巻き返しがすごかった。
「(日替わり定食と)医学と何の関係があるんですか?」と、高橋克実にキレられた。
しかし、ここで言い返した堀北真希。
「食事は人間にとって生きる基本だ。栄養が人間の体を作る。医者が食事を疎かにしてはいけない。毎日の生活には日替わりの変化が必要だ」
と切り替えした。
すごい!火事場の馬鹿力にしてもここまで口が立つとは!
いつもの弱気がちの「ダメダメ梅ちゃん」はすっかりなりを潜めてしまった。
そうまでして食にこだわるのか?
確かに戦後にも関わらず毎回毎回ご飯シーンが多かったこのドラマ。
農林水産省の「食育キャンペーン」の指示でもうけているのだろうか?
②なんだかんだで娘に甘い高橋克実
面接で「素晴らしい医師が~」というありきたりな事を言い出し、しまいには「日替わり定食・・」と言った娘・堀北真希に「素晴らしい医師なら他の病院にもいる。なぜうちの病院なのか?」と再び聞いた高橋克実。
落とす気なら「素晴らしい医師が~」と言い終えた時点で「分かりました。ありがとうございました。」とか言って面接を終了させる。
でも、高橋克実はチャンスを与えた。堀北真希にもう一度回答するチャンスを与えたのだ。
しかも、「素晴らしい医師なら他の病院にいる」とヒントまで与えた。
・・・面接が長引くときは大体受かるし、突っ込んだ質問をしてくるときは面接官が期待している時。
こんな丁寧な質問をするのは、「素直になれないけど、実は堀北真希に期待している」からじゃないのか?
なんだかんだで娘に甘いじゃん!高橋克己よ!
◯つまらなポイント
なし。
松坂桃李を応援したくなる身としては、高橋光臣との再会は若干黄色信号。
どーする、堀北真希?