「梅ちゃん先生」第43話(第8週)/〜ロミオとジュリエットは大失敗! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

NHK総合
月~土 8:00~8:15 (再放送 月~土 12:45~13:00)

NHK BSプレミアム
月~土 7:30~7:45 (再放送①月~土 23:00~23:15、再放送②土 9:30~11:00)

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◎あらすじ(ネタバレあり)
友人で、兄である竹夫(小出恵介)と両思いなはずのあかね(宇野美彩子)が
「結婚する」という事実が信じられない梅子(堀北真希)。
竹夫に「あかねと両思いだから本音を伝えて!」と促すが、竹夫にはそれができない。

そんな時、梅子の近所で食堂を営む康子(岩崎ひろみ)のところに出征していた夫・和也(滝藤賢一)が帰還する。和也の帰りを信じて待っていた康子が報われたことで希望を持った梅子。

再び竹夫の元を訪れる梅子。
すると、たまたま「あかねは結婚じゃなく、金持ちの妾になりに行く。梅子や竹夫には心配かけたくないから”結婚する”と嘘をついてる」という事実を知ってしまう。

竹夫とあかねの思いを何とか叶えたい梅子は、そのことで頭がいっぱいになり、好きな男・松岡(高橋光臣)との会話も弾まず、気分が落ち込んだまま。
思い切って、あかねの職場に行くが門前払いされてしまう。

それでも諦めきれない梅子は、茜を食堂に呼び出し
「結婚って嘘ですよね?」と話を切り出す。


◎みどころ

「あきらめない」ことが希望につながる!

◯おもしろポイント

「あきらめない」ことが明日への希望を呼んだ!
戦地から帰らぬ夫を待ち続けた岩崎ひろみ。親から「地元に帰れ」と促されても、それを断り幼い娘を独りで育てながら食堂を切り盛りする。
そんな苦労が報われて、滝藤賢一が帰ってくる。
混沌とした時代に家族の生死もわからなくて、明日のこともわからなくて(やたら平和な梅ちゃんワールドだけど)、とにかく生きるのに必死な時の心の支えが「いつか夫が帰ってくる」という儚い希望。
その一抹の希望が本当に叶う姿は、仕事や私生活や何かで疲れてる時、立ち止まりたくなる時に
「やっぱり希望はあるんだ」と現実を少し奮い立たせる。


◯ツッコミポイント
①堀北真希はいつ「梅ちゃん先生」になるのだろうか
今週で第8週を迎えた「梅ちゃん先生」。
半年間の連続テレビ小説の1/3が終わった。
しかし、堀北真希はまだ学生。
演劇やったり、恋に夢中になったり、周囲の恋愛や事件に翻弄されっぱなし。
・・・いつ医者になるのだろうか?
このままだと「梅子青春日記」とかになってしまうぞ。


②記録的な大失敗の「ロミオとジュリエット」
先週から騒ぎまくってた「ロミオとジュリエット」。
今回無事に上演したが、なんと上映中にセットが倒れてるという世紀の大失敗。
$どら☆ぶろ
倒れてくるセットの隙間にいたという強運の持ち主ロミオ

しかし、さらに驚いたのはあんなに燃えていた演劇の末路。
セットが倒れてキャストや裏方が驚くシーンが静止画で何コマか流され、その後、徳永えりの「演劇は一人で演るものじゃないのね」というセリフで締めくくられ終わってしまった。

さすが、1週間単位で副題がついてる連続テレビ小説。
「終わった週の話はとっとと片付けてしまおう」という感じが全面に出てる。
そこまで徹底して捌く姿は流石だ!


◯つまらなポイント
特にはない。
が、岩崎ひろみが夫・滝藤賢一が帰ってきた時に「こんなに待たせて、ばかばか!」とか言って滝藤賢一を叩く。
しかし、あれだけ苦労して待ち焦がれた夫が帰ってきた時に、人はそんなに流暢に喋れるのだろうか?
出てくる言葉や表情や立ち居振る舞いはもっと原始的で
「ただただ涙が流れるばかり」とか「固まって言葉が出てこない」とか「全く関係ない言葉を発してしまう」とかじゃないのだろうか。
松田優作が「太陽に吠えろ」で撃たれて死んだ時に思わず「なんじゃこりゃあ!」と呟いたように。

ま、15分ドラマでコメディタッチの「梅ちゃん先生」で、岩崎ひろみが一人だけそんな本気の演技をしてもドラマ全体としての雰囲気ぶち壊しだからそういう演出なんだろう。
徳永えりのセリフじゃないが「演劇は一人で演るものじゃない」ということだろう。