「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語」第5話/〜松平健は学部長の器じゃない! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

火曜22時~
フジテレビ系



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◎あらすじ(ネタバレあり)
祐太(草彅剛)の指導医・新見(斎藤工)が患者への投薬量のミスを行った。
しかし、そのミスは新人看護師の聞き間違いとして病院内で処理をされた。

院内に医師と看護師の溝があると痛感する祐太たち。

そんな中、看護師長で祐太の元同級生である相澤(真飛聖)の別れた夫との間の娘が病院を訪ねてやってくる。相澤の別れた夫が医師であり再婚が決まりそうであると知る祐太たち。

そんな時に、相澤の指摘で、ある患者の合併症が発覚する。
相澤の丁寧な看護記録が原因であると考えた祐太はカンファレンスに看護師の参加を提案する。
しかし、教授の佐伯(松平健)にその案は一蹴されてしまう。

看護師としても母としても現実に行き詰ってしまう相澤。
そんな相澤に「自分は諦めない。自分を変えることは出来るのだから」と言って自分の信じる道を行くと告げる祐太。そんな祐太の姿勢に何かを感じ取った相澤。

公式なカンファレンスを断られた祐太は「勉強会」と称した医師と看護師の合同カンファレンスを提案する。祐太の提案に乗るかどうか悩んだ研修医の面々や看護師たち。

しかし、祐太の諦めない姿勢や、言っていることの正当性に心を打たれた研修医たちと相澤と新人看護師で勉強会は開始された。また、相澤は娘を諦めないことを決めたのだった。

一方、祐太の婚約者のすず(ミムラ)は仕事帰りに突如意識を失ってしまう。



◎みどころ

草彅剛のひたむきな姿が人の心に波紋を投げかける!

◯おもしろポイント
「いつから仕方ないと思えるようになったのですか?」
看護師として、医師に軽く見られることを諦め、
母親として子どもと一緒に暮らすことを諦めていた真飛聖。
そんな真飛聖に、「周囲の状況は変えられなくても自分は変えられるから、仕方ないとは思わない」と言う草彅剛。
その草彅剛の言葉に励まされ、仕事も母としても諦めない事を選択する真飛聖。
現実的に見たら、本当に甘っちょろい展開なんだけど、ストーリーや真飛聖の状況に照らし合わせると
「ここしかない!」という最善の一言を決めている。
王道の「ドラマ」として夢を見せてくれて、「次も見たい!」という欲求にかられる。


◯ツッコミポイント
①学部長の器じゃないぞ松平健
カンファレンスの場で看護師を見下す発言をした松平健。
腹の底で何を思おうが自由だが、幹部職員になるには人前で看護師を馬鹿にするような発言は出来ない。
人をおだててうまく使えてこその幹部職員なのだから。
大勢の前で他人を馬鹿にするような器ではいくら腕があっても各診療科の部長止まりで勧奨退職の対象になるのがオチ。


②13:30の内科カンファレンス
・・・あのー、その時間って外来中じゃありませんか?
そんな時間に医師が沢山集まれるって、どれだけ客がいないんですか?
カンファレンスは8:00前とか18:00過ぎから行われるのが常じゃないでしょうか。


③ブーブー言ってるのは検査部ではない!
草彅剛の指摘で急遽検査を行ったある患者。
その検査の結果、合併症が判明するのだが、その際に指導医の斎藤工から
「検査部の奴ら文句たれてたぞ」と嫌味を言われる。
が!本当に文句をいうのは検査部の人間ではなく、後々にその検査が診療報酬の対象外とされて保険機関からの医療費を取りっぱぐれた医事課職員あたりだと思うぞ。


◯つまらなポイント
ない。
発想も「病院」という枠の中で非常に斬新で秀逸で問題提起をしつつ、ドラマも見るごとに進んでいくのがひたすら次週が楽しみ。