フジテレビ系
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◎あらすじ(ネタバレあり)
今回、古美門(堺雅人)が引き受けたのは大手建築会社の訴訟。
その建築会社からの依頼は、高層マンション建設のために、近隣住民からの「日照権(日が当たる権利)」についての事例だった。
真知子(新垣結衣)はたまたま知り合った反対派住民の久美子(村井美樹)と仲良くなり、反対派住民の弁護士である大貫(大和田伸也)の肩を持つようになる。
今回の事件の争点は示談金となった。
住民側とマンション側の示す示談金の交渉が始まった。
示談金をもぎ取るために団結する大貫と反対派住民たち。
古美門は住民一人ひとりの事情を詳しく調べ、脅迫まがいの方法で反対派から離脱するよう説得する。
古美門の策は成功し、反対派住民には建設会社が提示した示談金が支払われた。
負けた大貫から「大量の報酬金を得て満足か」と尋ねられて「満足だ」と返す古美門。
そんな姿を見た真知子は古美門への不信感を強める。
後日久美子の家を訪ねた真知子は、久美子から「これで良かったのかも知れない」と聞く。
その言葉になんとなくもやもやした感情を持つ真知子。
勝利に浮かれる古美門の姿を見てそのもやもや感が晴れた真知子。
「私が古美門のところにやってきたのは古美門を倒すためだ」と言い放つ。
◎みどころ
やっぱりプッツン堺雅人がイイ!
◯おもしろポイント
久々のプッツン堺雅人!
熱血しか取り柄のない新垣結衣が少し引っ込んで、今日は堺雅人のプッツンぶりが見れた!
カメラ目線で薄ら笑いのキメ顔をかまし、
懐かしのデューク更家ウォーキングを披露し、
反対派住民の一人ひとりのアキレス腱を突きまくり、恐喝まがいの行為を行う。
しかも笑顔がキモい。
もう、こんな堺雅人が見たかった!
ここまで徹底された強烈デフォルメキャラ。
ますます輝きを放つプッツンキャラが待ち遠しくてしょうがない。
◯ツッコミポイント
①「人権派弁護士」なんかいない!
何を勘違いしたのか昨今はやりの「人権派弁護士」という単語。
刑事裁判(特に死刑が関連する裁判)でよく使われるマスメディアの造語。
どうやら「金銭的には見返りを求めず、社会的弱者のために立ち上がる清らかな使命感を持った弁護士」らしい。
・・・そんな奴いねーよ!
弁護士は確かに使命感を持っている人が多い。
でも、それは法や司法への使命感。
「日本の刑事訴訟は死んだ」「司法権の独立を守るのだ」的な若い理想に燃えた弁護士。
しかし、新試験制度で司法試験合格者の20%は年収200万以下であるという現実を知り、一件6~12万円程度の国選弁護を泣く泣く引き受ける。
そして金にならない離婚訴訟や刑事弁護を頭を下げて引き受けて、弁護士稼業が客商売であると知るのである。
それでも自分の信念を曲げない弁護士は自費を投じて信念のためにその身を焦がす。
「人権派」というか「信念派」弁護士である。
何に信念を持つのか、どういう信念を持つのかは各人の自由だし、信念を貫こうとする姿は稀有で潔い。
しかし、信念は必ずしも人権ではない。
②ペコちゃんもビックリな堺雅人の舌出し姿!
マンション建設反対住民の前で得意の演説を行った堺雅人。
自分たちの出した示談金で
「牛丼杯131杯とけんちん汁が食べられます!」というなんとも現実実のあるな金額提示をした後に下をベロっと出してペコちゃんみたいな表情をした。
「牛丼オイシイでしょ?」と言わんばかりに。
そんな強烈な演技をされたら別な意味で牛丼が気になってしまうではないか!笑

こんなペコちゃんが不二家の前にいたら食欲が減退しそうだ
◯つまらなポイント
なんと薄っぺらい新垣結衣
「正義を守るために弁護士になった」とか言い出した新垣結衣。
・・・アホか。
すかさず堺雅人に「正義は少年ジャンプと特撮にしか存在しない」とか突っ込まれてる。
全くもってそのとおりで、社会人にもなって真顔で正義とか言っちゃってる。
ホントに司法試験合格者なのか?
六法全書や判例集でももっとマトモな事が書いてあるぞ。
正義なんて曖昧なものを言い出す人間こそが怪しい宗教家になったりするのに。
デフォルメするのはいいけど、弁護士があんなに馬鹿だと思われるのは弁護士に対して失礼にも程がある。
しかもドラマの最後に堺雅人に挑戦状を出している。
依頼人が満足しているのに、自分の正義に反する堺雅人が許せないらしい。
いい加減トシなんだから、自分の感情がエゴだと気付け。その自覚のなさがウザイったらありゃしない。
(それだけ”ウザイ演技”が出来るってことなんだろう)