「リーガル・ハイ」第2話/〜新垣結衣、下手な歌・・・ | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

火曜21時~
フジテレビ系



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◎あらすじ(ネタバレあり)
性悪弁護士・古美門(堺雅人)とコンビを組むことになった新人熱血弁護士・真知子(新垣結衣)。
真知子が取ってきた今回の仕事は著作権裁判だった。

依頼者である売れないパンクロッカー・荒川ボニータ(福田沙紀)が「有名歌手に歌を盗作された」と言ってきたのだ。

公判中に依頼人が傍聴席で暴走し、めぼしい証言もなく、古美門の初めての敗訴に見えた。

しかし、思わぬところからゴーストライターが現れる。
ゴーストライターの出現により、敗色から一転勝利が濃厚になる。

しかし、相手方が和解を申し出て、荒川ボニータも和解を望み、古美門はギャランティを取りそこねたのだった。


◎みどころ

◯おもしろポイント
①ドラマ残り10分からの逆転劇
ドラマ開始からなかなか勝訴の気配は見えてこなかった。
が、41分25秒で形勢が逆転したのだ!
盗作を認める証人が現れたのが35分ごろ。法廷で証言を約束したが、実際に法廷では証言を翻した。
堺雅人と新垣結衣が劣勢のまま迎えた41分25秒。堺雅人の策で形勢が逆転する。
ドラマは51分30秒あたりで終了するので、残り10分弱での形勢逆転。

水戸黄門が「43分になると印籠を出す」のと同じ鉄板だ!



②悪役が意外と根深い!
今回堺雅人が手がけた依頼人の対決相手が有名な音楽プロデューサー。
盗作とゴーストライターの存在が白日の下にさらされそうになり、和解を申し出る。
和解の理由が
「自分が敗訴したら、自分のブランドが崩れる。自分のブランドで飯を食う沢山のスタッフが食っていけなくなる。自分のスタッフを食わすためなら、自分のプライドはどうでもいい」
だそう。
リアリティがありすぎて恐ろしい。
似たようなことを考えて「これはちょっとマズイかな」と思いながら良心に反する事を行う人の言い分に大義名分をこのドラマは与えた。
コンプライアンス遵守も内部告発も浸透しないわけだ、日本。

ただ、コンプライアンス遵守と自分の周囲を食わしていくこと、どちらを選ぶのか、選ばないのか一元的に決められるものではない。


◯ツッコミポイント
①ありえない歌詞と歌のタイトル
著作権裁判が今回のネタ。歌詞や歌のタイトルがバンバン出てくる。
その歌詞やタイトルが強烈ぶっ飛び系。
「今すぐコウモリになって飛んでいき、お前の血を吸い尽くしてやる。」
「振り返るな。恋なんかじゃねえ。性欲の錯覚だ。あんなもの恋じゃねえ。恋じゃねえ。」
「制服が脱げた」
「ブルマ履き忘れた」
「いちご茶漬けで腹ごしらえ」
「トリケラザウルス(造語らしい)見てみたい」
・・・すごいな。
しかし、現実の歌の歌詞やタイトルも似たような物が沢山あることが恐ろしい。


②傍聴席でパンク・ロックを弾き語りした!
しかも歌詞が
「法廷という虚構のオリの中でぇ~、裁判官というロクデナシがぁ~、いたいけな小鳥をぉ~、いたぶっているよぉ~!いたいけな小鳥をぉ~、いたぶっているよぉ~!!」
というもの。
ドラマの中の約90秒の小芝居にしてはなんというクオリティの高さ。
よくわからないモラトリアムのパンクロッカーに歌わせる魂の叫びとして完璧なクオリティ!
前回は裁判官に法廷内で絶叫させたかと思えば、今回はパンクロックの弾き語り。
次回はどんなジャンルの魂の叫びが聞かせてもらえるか楽しみでしょうがない。


②新垣結衣の歌は中居正広と同レベル!
法廷で、盗作の証拠を示すために、メロディーを歌った新垣結衣。
が、すんごい下手だった。ジャイアンの女版、中居正広と同レベル。
ダミ声なうえに音階が一定で何の緩急もない。
「地声と全く違う声なんだけど、こんな声出せるの?」
ってくらい違う声。
いや、新垣結衣ってCD出してたよね?まさか口パク?
ドラマの歌声が誰か別人の声?


③「歌というのはファンの皆さんのものですよ」
今回、堺雅人と対決した訴訟相手が言った一言。
まったくもって素敵な一言だ。
「”◯◯とはみなさんのもんですよ”とか言っておけば大丈夫だろう」というドラマじゃない分野で発せられそうな発言を皮肉っている。
ドラマ内で皮肉屋な堺雅人だけど、プロデューサーや脚本家も皮肉屋に違いない。



◯つまらなポイント
堺雅人のぶっ飛びぶりが今回は弱かった!
初回の面白さが強烈すぎて一気にハードルが上がったのか今回はインパクトが弱かった。
堺雅人のイヤ~な感じがちょっと薄かった。
もっともっと堺雅人のぶっ飛び具合が見てみたい!