放送終了
NHK BSプレミアム
放送終了ドラマだけど、「絶対に面白い!!」と思い、
DVD化もされていたのでオススメ。
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◎あらすじ(ネタバレあり)
幼いころ無理やり両親から引き離され、巨大財閥ヘシングループ総帥、ホン会長の息子"ホン・テソン"として育てられた主人公シム・ゴヌク(キム・ナムギル)。
しばらくはヘシンの御曹司として暮らすが、DNA鑑定によって偽物だと分かると、野良犬同然に放り出されてしまう。
さらに、自分を引き取りに来た両親をもヘシンの陰謀によって喪ってしまった。
自分からすべてを奪ったヘシングループへの復讐を果たすため、
偶然出会ったホン会長(チョン・クッカン)の娘、モネ(チョン・ソミン)、テラ(オ・ヨンス)たちに近づいてゆく。
一方で、モネの友人として偶然知り合いになったムン・ジェイン(ハン・ガイン)との偶然の出会いにより、忘れていた心の安らぎと愛を感じ始める。
愛情と復讐劇の行方は?
◎みどころ
◯おもしろポイント
①タイトルセンスがイイ!
「赤と黒」ってドラクロワの名著を意識してると思うのだけど、
権力と愛憎にまみれる主人公やキャスト陣がまさしく「赤と黒」。
ストーリーも作りがしっかりしてるから、名著の名に恥じない。
②キム・ナムギルの色気のある演技!
スタントマンの仕事をしていて、謎めいた雰囲気の主人公ゴヌクをキム・ナムギルが演じている。
仕事もたまにしかしなくて、次々オンナをたぶらかす(復讐のためだけど)ダメ男。
ダメ男なんだけど、どっか寂しそうな雰囲気と色気があってなぜか目が離せない。
というか、色気がありすぎてドキドキしちゃう。
恐るべし、キム・ナムギルの色気!!!
③撮影効果や演出もピカイチ
映像そのものも丹精に作ってあるんだけど、
雨のシーンとかピカイチ!!!
雨の中葬儀を行うシーンでは、泥が跳ねる足元を映していた。
足元の泥ハネ具合で雨の強さ(葬儀の悲しさを意味してる)を演出するなんて、本当にやることが高度。
「素晴らしい」としか言えない。
◯ツッコミポイント
①「日韓共作ドラマ」とあるが、9割以上が韓国作品
主演、助演キャスト10数名の中で日本人は豊原功補の一人のみ。
ロケ地はソウル、済州島、がメインで序盤に日本の中部地方(愛知、岐阜、三重)でのロケがある感じ。
なぜ「日韓共作」にしたのか全くもって意味がわからない。
②ストーリーも韓流によくある陰惨たる復讐劇とその報復劇。
財閥ヘシンによって貧乏ながらも幸せに暮らしていたキム・ナムギル一家は崩壊する。
キム・ナムギルはヘシン財閥に無理やり養子として迎えられ、仲よかった両親と引き離される。
その後「DNA鑑定でキム・ナムギルは実はヘシンの子では無かった」という事実が判明するとボロ雑巾動揺にヘシンに追い出される。
その過程で両親をもヘシンの陰謀で殺されてしまう。
で、キム・ナムギルは「俺から全てを奪ったくせにのうのうと暮らしている奴らに復讐してやる」と決意する。
という、韓流復讐ものの王道。
いや、ベタな復讐モノ。
③キャラクターも韓流ドラマそのもの
何だかよくわからないけど謎の魅力を持つ孤高の主人公(キム・ナムギル)
ひょんなことから主人公と知り合い惹かれあうヒロイン(ハン・ガイン)
主人公に惹かれる世間知らずのお嬢様(チョン・ソミン)
同じく主人公に惹かれる「今まで愛を知らなかった」人妻(オ・ヨンス)
孤独を抱えた大財閥のドラ息子(キム・ジェウク)
財閥の繁栄だけに固執するヒステリーな夫人(しかも黒幕)(キム・へオク)
◯つまらなポイント
ストーリーを見てて、全17話の5話位まではダルかった。
でも!!!!!
中盤からが面白かった。
ジェットコースターが徐々に昇り、イッキにかけ降りていくような感じ。
主人公の復讐が面白いように思惑通りに進み、主人公に同調して
「よっしゃあ!やったれ!!」
とか思うと、敵もそろそろ感づいて思わぬ伏兵が現れたりする。
最終的には権謀術数の末に哀しい結末が待ち構えているという。。。
どうやら、序盤はダルくて、中盤からイッキにハマるのは韓流のハマり方の王道らしい。
「復活」、「魔王」、「天使の誘惑」、「ロイヤルファミリー」系のドロドロ復讐ちょっと純愛アリ、が好きな人は確実にハマる。