永遠の0 | 緑ヶ丘ビーズ荘

緑ヶ丘ビーズ荘

読書とビーズ。

観てきました。公開から結構日にちが経っているのに、観客が多くてびっくりしました。人気あるんだな~。


実の祖父について調べ始めた現代の若者が、祖父の、臆病者という評価と、特攻で亡くなったという最期をつなぐべく、当時の部下や同僚を訪れて話を聞いていく、というストーリーです。戦争もの・特攻ものなので、ラストはつらいってわかりきっているため、見に行くのためらってたんですが。


年配の役者さんたちが、グッとくる演技で序盤から泣かせます。実際、橋爪功が語り始めたあたりから、すでにあちこちですすり泣きが。若いころを演じる俳優さんたちも、熱演でした。特に、橋爪功の若いころを演じた方、やくざの若いころを演じた方が、役柄とあっていて素晴らしかった。(俳優さんの名前あんまり知らなくてごめん・・・)


2時間半ですが、それでもやはり、ストーリーはだいぶ駆け足の印象。当時の日本で、臆病と言われても家族を思い続け、なんといわれても命を大切にしたかった主人公が特攻を志願せざるを得なかった、そうまで大切にしていた命を、教え子の一人に託して自分は死を選んだ、という状況は、中々描ききることは難しいと思います。しかも映像で表現するのは。ですが難しい中、なるべく丁寧にわかりやすく作ろうという気持ちは伝わってきて、しみじみと良い映画でした。




あと…あの…この映画にこんなミーハーなこと言っていいのかすごく迷うんですけど…オカダ君の美貌がすさまじかった。どこの高徳の聖よ?!という清らかさ凛々しさでした。機会があったら弥勒菩薩とかやってほしいです。