1度は夢見る(かもしれない)船内エアコン。
予算が十分にあれば、船用の小型水冷エアコンなら
最近は80万くらいで付けれらるようになりましたが、
それでも高嶺の花であることには変りません。
世にエアコンオタクなんて自称他称の諸先輩の
ご意見を参考に、師匠と僕は果敢にも
低価格船内エアコンの開発に
乗り出したのであります。
まず考えたのは、よくあるパターンの「マドクー」
(業界用語:窓に取り付けるタイプのクーラーの意)
ヨットのコンパニオンハッチに「マドクー」を取り付ける施術。

ハイこれですね。
これは既存の手法で、東京湾あたりでは
すでに常套手段となっております。
ちなみに、ハッチの形状にあわせてジグソーを
操ることができれば、だれでも製作可能です。
裏はこんな感じ。。。

使用法方法はご想像の通りで、
ハッチのさし板としてハメ替えるだけです。
写真の試作機が今にも飛んでいきそうな形状
なのは、僕の愛艇であるところのカタリナ
という船が、内海向けの設定だからでしょう。
でも、やっぱり30ftで駆動させても
やや力不足。
まあ、無いよりはずっとマシなんですし、
ポータブルの発電機でも回りますので
アンカリングしていても使えます。
ただし、決定的な弱点が1つ。
一度ハッチに付けてしまうと、
人の出入りが出来ない。。。。
僕たちも夏の大型艇みたいに
昼間っから優雅に涼しく飲みたい!!
ということで、候補に挙がったのは
「トイクー」
ナショナルの名機(迷機?)
トイレ用クーラー
これはトイレの水タンクを利用して
水冷にしたクーラー
でも、これでは出力が足りなすぎ。。。
次のアイデア。
エアコンオタクの師匠の発案で
こんなものを探してきました。

トヨトミのスポットクーラー
業界用語では「トヨクー」
このトヨトミという会社は
世の中の最大公約数などは無視した
概念で商品開発をされているのでは?
というくらい面白いエアコンを作る
奇特な企業で、
その多くの奇抜なアイデアが、
後続モデルを生まない1発モノで
終わることが多いところからも
ニッチを鋭く攻める社風に
多くのオタクの心を掴んで
離さない素敵な企業さんです。
では、今回のドナーであるこのトヨクー君
をどの様にして積載稼動させたのかを
ご紹介したいと思います。
積載する船舶はなんと
24ftの船外機艇!!

これは師匠の船なのですが、
24ftというだけでなく、
デッキがウォークアラウンド可能
であることから、船内は他の24ftよりも
狭いのが特徴。
この狭い船内にキレイにエアコンを
搭載した御仁は世界でも稀な
チャレンジャーではないかと
双方自負しております。
では手順をご紹介します。
まずトヨクーの仕組みを理解しないと
今回の話がチンプンカンプンになってしまうので
軽くご説明いたしますと、
この機体は俗に言う、「室外機」と「室内機」が
エアコンの上下に重なって1つになっています。
スポットエアコンと同じ構造です。
しかーーし!
このトヨクーのすばらしいところは、
室外機の冷却のための「吸排気」と、
室内機の吸排気が独立している点なんです!
この吸排気が一般的なスポットクーラー
は一緒になっています。
(排出空間的な意味で。。。)
これでは冷気が出ても、
室内の温度はトータルで
上がってしまいます。
しかも、トヨクーはこのコンパクトさで
出力が2.5キロWもあります。
ここが、他のスポットクーラーと
違う点で、今回見事に採用になった
理由もここにあります。
ちなみに定価は20万円前後という高級品ですが、
そのニーズの低さからヤフオクにて中古で
今なら3万円前後で購入可能です。
(今回の利用価値により今後値上がりの
可能性もありますが。。。)
さて、
手順1
トヨクーをバラす。
前から見た感じ。

後ろから見た感じ。

本体のカバーを外してスイッチや基盤を外しますと
こんな形をしているんですが、
分解の際に銅製の細い管や、クルクル巻いている
管を壊さないように注意してくださいね。
クルクル巻きにはキチンと意味があるので
これを伸ばしちゃったりすると
後で、冷えなくなっちゃいますよ。
さらに、ほそーい銅管ですが、
無理に曲げたりすると、管がつぶれて
補修には争闘に値する努力が要されますので
移動の際もご注意を!
手順2
上下を分割する

分割の際にどうしても冷媒ガスは
一度抜かなければなりません。
これは新規格のガスなので
オゾン層は破壊しませんので
大気へ開放です。※後日調べた結果、
温暖化指数はかなり高いらしい。汗※
ガス封入口をパイプカッターで切って
大気放出後、そこにガスの再充填用の
バルブを付けておきます。(ろう付け)
各種配線を外すのですが、
その際にどこについていた配線なのかを
ぜーんぶ配線にテープをつけて
書いておきます。
これをしないと私には復元不可能です。
手順3
いよいよ船側の加工です。
今回のノードスター24はこんな船です。

操舵室内の後ろのベンチの下にエアコンを
仕込む予定です。
ここの下のところ。。。

クッション類を外してフタを開けると
こんな感じ。。。

向かって左の箱に室内機
右の箱に室外機をそれぞれ設置します。
それに先立ち、まずはエアコンの吹き出し口
を仕込みます。
運転席を跳ね上げ、出てきた空間に
穴を開けてダクトと吹き出し口を切り抜きます。

ジグソーでキレイに穴あけしたら
買ってきた吹き出し口を取り付け。
手順4
右側の箱に分割した室外機をすえつけます。
分割した室外機の下に、床固定用の
枕木をビス止めして、その枕木を
船の床にコーススレッド(タッピングビス)
でとめます。
でも、箱の入り口が狭くて
室外機が入りにくかったので
枕木をギリギリまで短くした
関係から、上からねじを打てなくて
今回は超強力接着剤にて
床に固定しました。

手順5
今度は左の箱に室内機を据付。
室外機と同じ理由から
接着剤止めとなりました。

手順6
さて、今度は分割したパイプ類
配線類を再接続するのですが、
配線はともかく、銅管と
ガスの再充填はプロにおまかせ
しました。
まあ、細かくいうと
そのプロが朝から来てくれていたので
ずーっと手伝ってもらった
(というか、ほとんどやって頂いちゃった)
のですが。。。
直径3mmくらいの銅管を潰さないように
切って、再度ロウ付けするのは
アセチレントーチで溶材を溶かして
くっつけます。
これを。。。。

こうやって、、、

くっついたー!!
ということで、冷媒ガスの行きと帰り
(暖房時はその逆)
の通り道を確保!!
その後、印をつけた配線を
再度延長して左右の箱を
行ったり来たりと接続。
同時に、室外機側の吸排気を付属のダクトで確保
キャビン後部に開けたダクトは
上が吸気で下が排気。
使わないときはふたをしておきます。

手順7
分岐したコントローラーを
壁に取り付け。
冷房時

暖房時

手順8
ガスの再充填
手順9
冷気(または暖気)噴出し口へ
ダクトを繋ぐ

手順10
試運転!!!
手順11
宴!

と、後半一気に写真なしで行きましたが、
理由は簡単。
作業が翌日になり、カメラ忘れたため。
まあ、写真はそのうちUPしますが、
(補足で写真入れ込みました。)
とにかくもこれにて師匠の船は
24ftにして冷暖房完備であります!!
今回の経費は片手万円でしたー!!
でも、まだ室内の
右端にBOXが1つ空です。。。
はい、
当然、発電機が。。。
いえ、まだわかりません。
それは師匠のお財布具合が
すこし改善してからかな?笑
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お待ちしております。
お近くならお手伝いに
あがります!(本当か?!笑)

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大気放出後、そこにガスの再充填用の
バルブを付けておきます。(ろう付け)
各種配線を外すのですが、
その際にどこについていた配線なのかを
ぜーんぶ配線にテープをつけて
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ここの下のところ。。。

クッション類を外してフタを開けると
こんな感じ。。。

向かって左の箱に室内機
右の箱に室外機をそれぞれ設置します。
それに先立ち、まずはエアコンの吹き出し口
を仕込みます。
運転席を跳ね上げ、出てきた空間に
穴を開けてダクトと吹き出し口を切り抜きます。

ジグソーでキレイに穴あけしたら
買ってきた吹き出し口を取り付け。
手順4
右側の箱に分割した室外機をすえつけます。
分割した室外機の下に、床固定用の
枕木をビス止めして、その枕木を
船の床にコーススレッド(タッピングビス)
でとめます。
でも、箱の入り口が狭くて
室外機が入りにくかったので
枕木をギリギリまで短くした
関係から、上からねじを打てなくて
今回は超強力接着剤にて
床に固定しました。

手順5
今度は左の箱に室内機を据付。
室外機と同じ理由から
接着剤止めとなりました。

手順6
さて、今度は分割したパイプ類
配線類を再接続するのですが、
配線はともかく、銅管と
ガスの再充填はプロにおまかせ
しました。
まあ、細かくいうと
そのプロが朝から来てくれていたので
ずーっと手伝ってもらった
(というか、ほとんどやって頂いちゃった)
のですが。。。
直径3mmくらいの銅管を潰さないように
切って、再度ロウ付けするのは
アセチレントーチで溶材を溶かして
くっつけます。
これを。。。。

こうやって、、、

くっついたー!!
ということで、冷媒ガスの行きと帰り
(暖房時はその逆)
の通り道を確保!!
その後、印をつけた配線を
再度延長して左右の箱を
行ったり来たりと接続。
同時に、室外機側の吸排気を付属のダクトで確保
キャビン後部に開けたダクトは
上が吸気で下が排気。
使わないときはふたをしておきます。

手順7
分岐したコントローラーを
壁に取り付け。
冷房時

暖房時

手順8
ガスの再充填
手順9
冷気(または暖気)噴出し口へ
ダクトを繋ぐ

手順10
試運転!!!
手順11
宴!

と、後半一気に写真なしで行きましたが、
理由は簡単。
作業が翌日になり、カメラ忘れたため。
まあ、写真はそのうちUPしますが、
(補足で写真入れ込みました。)
とにかくもこれにて師匠の船は
24ftにして冷暖房完備であります!!
今回の経費は片手万円でしたー!!
でも、まだ室内の
右端にBOXが1つ空です。。。
はい、
当然、発電機が。。。
いえ、まだわかりません。
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