こんにちは。おおばよしおです。
4月はのんびりモードで過ごしていたら、
あっという間にゴールデンウィークでした(汗)。
GWの前半は、自分の実家と妻の実家に遊びに行き、
後半の5月3,4日はカズ姐さんの
「【東京】心理セラピー2日間集中ワークショップ」にアシスタントとして参加しました。
初日はカズ姐さんの濃いいマシンガントークから始まり、
後半はグループワーク。
二日目は、受講生さん全員が全国から集まったセラピストからひとりずつセッションを受けるという
本当に内容の濃いワークショップでした。
必死に自分の問題と向き合おうとする受講生さんの姿に、
本気度を感じて感動しました。
そして、アシスタントの私もたくさんの気づきと学びがありました。
ほんと、みなさん凄かったです!
初日の後半に行ったワークは、
「二次利得のワーク」
というものでしたが、
セッションを受けるに当たり、
この「二次利得」を知るというのは非常に大事なことです。
自分が持っている「二次利得」に気付くワークを初日に行ったことで、
二日目のセッションに対する決意ができるので、
セッションの効果も上がるのです。
人間の選択や行動には必ず何らかの利得(肯定的意図)があります。
変わりたいのに変われない、変われていない
行動したいのに行動できない、行動できていない
選択したいのに選択できない、選択できていない
頭では望んでいるのに、それとは逆のことをしていたり
頑張って無理をしないと選択できない、行動できない
という状態にある時は、
かならず、その状態でいることで得られている自分では気付きにくい利得があります。
それが、「二次利得」と呼ばれるものです。
例えば、
・人に言いたいことを言いたい、もっと自由に自己表現したい!
そこには、もしかしたら言いたいことを言ったら人に嫌われるかもしれない。
だから、言わないでいたら人に嫌われないでいられる、という二次利得があるのかもしれない。
・独立や起業をしたいのに、なかなか踏み出せない!
そこには、会社員でいることで安定を得られる、責任を取らなくてすむ。
だから、現状のままでいる方が楽で安心していられる、という二次利得があるのかもしれない。
・結婚したいと思っているのに、なかなか好きな人ができない!
そこには、もしかしたら本気で人を愛したら拒絶されるのかもしれない。
だから、好きにならなければ傷つかないでいられる、という二次利得があるのかもしれない。
まだまだたくさんありますが、ここに挙げたのはわかりやすい例です。
もっと複雑でわかりにくい(自分では気付いていない)二次利得もあります。
そして、利得には必ず感情が伴っています。
嬉しい、楽しい、安心する、気持ちがいいなど、プラスの感情を得るための利得と
怖い、悲しい、寂しい、怒りなど、マイナスの感情を感じないようにするための利得。
プラスの感情を感じたいから、
マイナスの感情を感じたくないから
人は選択して行動しているのです。
個人セッションでは、現在抱えている問題をじっくり整理して、
今あるいは過去にどんな感情を感じているのかを紐解いていきます。
そして、その問題の裏側に潜んでいる二次利得を確認していきます。
二次利得に気付いたら、後はそれを手放すかどうか決めるだけ!
なのですが、
そんな簡単には手放せないのですよね。
簡単に手放せるのであれば、もうとっくに手放しているでしょうし、
そもそも問題にはならないはず。
なぜ手放せないかというと、
それはほとんどの場合、
「怖い」からです。
手放すのが怖いから、両手いっぱいにぎゅーっと握りしめて
固まって動けなくなるのです。
そして、その恐怖は実は過去に感じた恐怖なのです。
まだ起きていない未来の出来事に対して感じる恐怖は、
過去に体験した恐怖にリンク(結びついて)して感じているのです。
必ずしも今現在の感覚ではないのです。
なので、過去に感じた未完了の感情を完了させることで、
リンクが外れ、ぎゅーっと握った両手を開くことができるようになるのです。
それが「手放す」ということです。
両手を開いて手放すことで、新しいものをつかむことができます。
私もいらない二次利得は手放そうと誓ったゴールデンウィークでした。
過去の感情を完了して、新しい自分らしい人生を選択していきましょう!