― フロリダ vs カリフォルニア、富裕層マネーの行方 ―

2025年のアメリカ高級住宅市場は、**フロリダ州とカリフォルニア州による“超高額物件争奪戦”**となりました。

全米では経済の先行き不透明感が続く一方で、富裕層(上位1%)の住宅購入意欲は衰え知らず
Realtor.comのデータによると、1億ドル(約156億円)超の住宅取引が4件
さらに2億ドル超の取引も1件誕生しました。

🥇 1位:フロリダ州ナポリ(Naples)

価格:2億2,500万ドル(約351億円)|4月

2025年で最も高額だった住宅は、意外にもパームビーチではなく、フロリダ州ナポリにありました。

・3棟からなる超大型ビーチフロント複合住宅
・敷地面積:約15エーカー
・ビーチフロント:約800フィート
・当初の売出価格:2億9,500万ドル → 約7,000万ドルの値引きで成約

フロリダ史上最高額の住宅取引として記録されています。

🥈 2位:コロラド州スノーマス(Snowmass)

価格:1億2,000万ドル(約187億円)|12月

米IT企業 Palantir のCEO アレックス・カープ氏が購入。

・元修道院(約70年間修道士が所有)
・アスペン近郊
・川・放牧地・水利権付き
・売出価格1億5,000万ドルから3,000万ドル値引き

コロラド州史上、最高額の住宅取引となりました。

🥉 3位:ロサンゼルス(ホルムビー・ヒルズ)

価格:1億1,000万ドル(約172億円)|7月

ザ・マナー(The Manor)」として知られる伝説的豪邸。

・元Google CEO エリック・シュミット氏夫妻が購入
・元オーナー:TV界の大物アーロン・スペリング
・敷地約5エーカー
・ボウリング場、映画館、美容室など完備

主に慈善イベント・社交用途として利用予定。

同率3位:ロサンゼルス(ベルエア)

価格:1億1,000万ドル(約172億円)|5月

・購入者:オーストラリアのカジノ王 ジェームズ・パッカー氏
・建物面積:約35,000SF
・開発者:モハメド・ハディッド(ジジ&ベラ・ハディッドの父)
・全面改修後に高値で成約

5位:フロリダ州ノースパームビーチ

価格:9,750万ドル(約152億円)|12月

・2棟構成のウォーターフロント邸宅
・売主:チューインガム「リグレー」一族
・購入者:決済プラットフォーム創業者 ロナルド・クラーク氏
・超高級ゲーテッドコミュニティ「Lost Tree Village」内

🌴 勝者はフロリダ?カリフォルニア?

2025年の超高額住宅取引トップ層では:

フロリダ州:4件
カリフォルニア州:4件

と互角。
ただし、最高額(2億2,500万ドル)はフロリダが制しました。

特にナポリ〜マルコアイランド地域では
・高級住宅の売却スピードが前年比+23.5%
・ハリケーン後の価格調整が取引を後押し

と、需給バランスが改善しています。

🧭 投資・マーケットの示唆

✔ 超富裕層は「経済不安」をほぼ無視
✔ 税制・気候・ライフスタイル重視でフロリダ人気が加速
✔ カリフォルニアは“唯一無二の立地”が依然強い
✔ 超高額帯は「投機」ではなく実需主導

📝 まとめ

2025年の超高額住宅市場は、「富裕層の資金は、迷いなく“最高の場所”へ向かう」ことを改めて証明しました。

今後も
・フロリダ(ナポリ、パームビーチ)
・ロサンゼルス(ホルムビー・ヒルズ、ベルエア)

は、世界の富裕層マネーが集まる最前線として
注目され続けそうです。