ある日とつぜん。 | てざわりの記憶

てざわりの記憶

目で、手で、耳で、時には舌で触れる日々の手触り。

その記憶。


どうかなにも聞かないで
わたしの事をわらってください

こころを言葉に翻訳する機能が、どうにもうまく働かない
あなたの言葉をこころに戻す機能は、動いているのかさえ危うい

先日の台風で、アンテナの方向も狂ってしまった
外は晴れているらしいのに 雨漏りが止まらないのはどう言うわけか
天井裏にまだ台風がのこっているのか

どうもいらっしゃい
すっかりびしょびしょですから まあその辺にでも立って
ああ いそがしい

まなざしだけが確かにある
せめて 空中でふれあえばいい
お互いの目の奥を 探るような事だけはせずに