朝起きたら、泣いてました。
ところどころしか覚えてないけど…
人を殺した、誰かもわからない。逃げるしか手はなかった。形振り構わず木の生い茂る場所にやってきた。
後ろからは追って。皆が私を捕まえる為に集まっている。
ついに追ってによって捕まってしまった。
連れられ、老健に着いた。
怖くなってすぐ側には、刃物があった。私はそれを掴み振り回した。連れられてきた相手を傷付けた。
怯んだ隙にまた、逃げ出す。ところが、直ぐに捕まってしまった。
とぼとぼと歩いていると、可愛らしい子どもたちが走り回っていた。その姿をみて、胸が痛み泣き出す。
ある部屋に連れられた私…
しーんとした部屋
外から話し声が聞こえる。
侍さんだ…何か私に向かって言っている…でも私には聞こえない。
ガラッと扉が開いた。
知っている顔だ。
誰かはわからない。
何か私に向かって言っている。
…―――待ってるから。
そこで目が覚める。
現実の世界でも泣いていた