今日は3月14日。
ウルグアイへ行くのだ。朝は5時に起きて、タクシーでコロニアエキスプレス社のフェリー乗り場まで向かった。
ブエノスアイレスとウルグアイのコロニアは対岸にあって、フェリーで日帰り観光に行く人が多い。

朝起きてさっと準備を済ませて、少しでもタクシー代を節約しようと5月広場まで歩いた。いい運動にもなるので。5月広場からフェリーターミナルで20分位でこの辺はタクシーしか交通手段が無い。
20ペソ位で済んだ。
コロニアに行くには3社フェリー会社があるが、一番安いのがこのコロニアエキスプレスだ。だが、フェリー乗り場までは遠い。他の2社はレティーロ駅の近くにあるので歩いて行ける。

 ブエノスのタクシー運転手

早速チェックインをして、簡単な出国審査をする。窓からの景色が綺麗だ。船内は満杯に近かった。船内では、前に座っている美女をナンパしている男がいたが、あれは無理だろうなー。
女の子が引いているぞー。(笑)

 

 
ブエノスを8時半に出航して9時半にコロニアに着いた。料金は300~400ウルグアイペソ位(1ウルグアイペソ=4.4円)だったと思う。
コロニアに着いてまずは、銀行へ行く。100USドルを下して50ドルだけウルグアイペソに両替した。アルゼンチンには闇ルートというのが一般的にあって、公表されているレートよりドルを両替すると倍以上のレートになるので、みんなウルグアイにドルへ両替しにくる人も多いとか。
アルゼンチンペソというのは全く価値が無いという事だ。
帰りのフェリーの時間が無いので、駆け足で1時間で観光した。あー失敗した。もっと余裕のあるスケジュールにしておけばよかった。
コロニアの街は
世界遺産に登録されている。1777年からの街並みが残されたウルグアイ唯一の世界遺産だ。

 

 
                   かつて町の入口であった城門
旧市街にある博物館や家が観光の中心になる。何ともいえない綺麗な景色が多い。こんな所でゆっくり生活もいいなー。ストレスなんか無縁だろうなー。人も観光客ばかりで、地元の人がいない。

 

 
                      ナカレリョの家

 

 
   海が近いので灯台がある               お気に入りの景色

 

 
とても素敵な街だった。こんな所でゆったりデートがしたい!
さて、次はモンテビデオ行のバスのチケットを予約しないと。急いでバス会社の受付に行って
チケットを買った。12時40分のバスのチケットが取れた。チケットは280ウルグアイペソで安いなー。バスが来るまでのお茶代が160ウルグアイペソ。こりゃ高い。

 
                  バスターミナルとチケット売り場

 
              ハエが多かったけど、のどかで良かった。客はおれ一人

 

さーバスに乗り込むぞー。前の客がシートを思いっきり倒してきたので文句を言おうと思ったが
どうやら手話をしてるので止めた。
ここで僕の隣に座ってきたのは日本人。一応Are you japanese?と聞いたら日本語でそうです。と返ってきた。とても良い方で優しい方だった。この方は
田村さんといって、コロニアで現地の人に農業を教えているらしい。定年後にジャイカで来ているらしく青山さんとも知り合いだった。
コロニアからモンテビデオまではバスで3時間。色んな話をした。コロニアは日本食が売っていないので困っているらしい。2014年の9月に岩手に帰国するらしい。ジェントルマンだった。
田村さんは同じジャイカの仲間が帰国するので、送別会でモンテビデオに行くらしい。あーおれも定年後はジャイカで働こうかなー。
ウルグアイは牧畜が盛んで、土地のほとんどが畑だ。バスからの景色も畑だけだった。


モンテビデオに着いた。少し寝てしまった。モンテビデオのコロニアエキスプレス社の窓口へ行ってフェーリー乗り場を田村さんに聞いてもらった。何でもモンテビデオからコロニアはバスで行って、コロニアからブエノスはフェリーだと言う。全くいい加減な会社だ。16時半にチェックインして下さいと言われたので、賞味1時間しか観光時間が無い。文句を言っている暇が無い。

田村さんとはここでお別れだ。一所懸命タクシー広場でおれを心配してタクシーを一緒に待っていてくれている。何だか感動した。優しい人だった。フェイスブックで会いましょうという事になってお別れした。

 
タクシーでとりあえず、ガガンチャ広場へ行った。タクシーの運転手はスピードを良く出す奴で周りの車を邪魔だと頻繁にクラクションを鳴らして走っている。おれ、こういう運転好きだ!
運賃を払う時、運転手何やら、この札ではだめだ!もっと大きい札で払えと言っているみたいだ。うるせーなと言いながら、一番額の大きい札を渡しておつりをもらって降りた。時間が無いのとこういう小さい問題は日本人にとってくだらない事なので可哀想だからだ。

 
                      ガガンチョ広場
ガガンチョ広場から7月18日大通りを通って独立広場へ行く。

 
行く前からわかっていたけど、ウルグアイの首都だけあって人は多いがとても小さな町だ。大宮よりも小さいなー。23区で例えるならうーん、池袋の10分の1位の街だ。何と言っても電車が無いのだ。市民はバスかタクシーが足だ。まー農業と牧畜の国だからなー。何にもない街だった。

 
                  独立広場とアルティガスの騎馬像

 

 

 
   後ろのビルがカラフルで好きだなー         独立広場から見るサルボ宮殿

 
  独立広場から見る7月18日大通り
さーここからまたガガンチャ広場へ戻ってタクシーを拾おう。あーあ、1泊すれば良かった。
1時間じゃ何もわからない。ほんと失敗したよ。タクシーは中々つかまらなかった。チェックインの16時半まで30分・・・20分・・15分・・・と過ぎていく。街は大渋滞。。汗だくになって町中をかけずり回った。場所を告げると断ってくるタクシーもいた。
ある人にタクシーを拾いたいんだけどと英語で聞いたら、運よく英語が通じた。
タクシーが拾える道を教えてくてくれた。誰もがタクシー待ちをしていたので、もっと早めに拾えば良かった。1台のタクシーが通った。チェックインに間に合わないと言ったら乗せてくれた。
運転手は坊主頭でK-1の
ジェロム・レバンナみたいな体格だった。運転手はクラクションを鳴らしながら飛ばしてくれた。こいつは頼れるなー。チェックイン5分前におかげで着いた。しかし、降りる前にメーターを上げやがった。さっきまで30ペソだったメーターは98ウルグアイペソになっていた。この野郎と思いながら時間が無いのと、日本円にしたら500円位の金で争ってもしょうがない。可哀想な奴めと思って払った。しかし、この人の運転でなければ間に合わなかったのでいいや。モンテビデオのタクシーは公正なのでボったくられることはまずないと書いてあったが。
コロニアエキスプレスのチェックインカウンターは列ができていた。何だ、空港のチェックインと一緒で時間にちょっと遅れても大丈夫じゃん。
まーいいや。チェックインを済ませ、ウルグアイペソを使い切ろうとジュースやパンを買って使い果たした。パンを食べていると何度も金を恵んでくれと言われたが追い払った。働けと言いたい!

 
さーまたバスでコロニアまで3時間。途中雨が降ってきた。コロニアからブエノスアイレスに行くフェリーは遅れていた。少々待つことになった。

 


無事にフェリーに乗って、ブエノスに着いた。あー疲れたよ。予想通り、コロニアエキスプレスの乗り場からはみんなタクシーなので30人位の行列があっという間にできた。並んでいると女性がシェアしようと言ってきて、おれは5月広場で降りた。あーあ、何か人恋しいなー。写真でも撮ってもらうかー。5月広場のライトアップは綺麗だった。

 
明日帰国だと思うと憂鬱だった。寂しいなー。ブラジルの頃が凄く前の様な気がした。
物騒だが5月広場からフロリダ通りを通って帰った。途中にバーガーキングがあったので
セットを買って帰った。宿に着いたのは0時過ぎていた。まだ起きている若者もいた。青山さんも起きていた。ウルグアイの話をして、おれもシャワーを浴びて、部屋で簡単な荷造りをして寝た。
翌朝は、早めに起きて、14時位のバスに乗って空港へ行く予定だ。初めて、宿の近くのパン屋でパンを買って食べた。安かった。

 毎日見ていた部屋からの風景
土産を買いに行った。アルゼンチンンは革製品で有名だ。しかも、日本より断然安い。
お袋には財布、自分にはカードケースを買った。二つで3千円位。安いなー。

 

 
                  こういう革製品の店が多い。
昼めしは、またショッピングモールのステーキを食った。今日でアルゼンチンペソも使い切らねば。少々余っても記念になるからいいんだけど。

 
さー空港へ出発。今日チェックアウトする人が青山さんともう一人おじさんがいた。青山さんは空港へタクシー割り勘で行こうと言われたが考えておきますと返してそのままだった。青山さんはもう宿には居なかった。
このおじさんが一緒にバスターミナルへ行こうと言ってきたので一緒に行った。自慢話が延々と続き疲れてきた。その割にはバスターミナルに行く途中、何度も警戒している。苦手なタイプ。
バスターミナルでチケットを買って、いざ空港へ。
まだ、南米を離れる実感が湧かない。2週間の長旅は人生初めてだ。きっともう来れないだろう。
空港でチェックインしてブエノスからサンパウロまで行った。サンパウロの乗り継ぎ場には喫煙所が無く、そのままアブダビまで12時間。たばこが吸えずきつかった。。
アブダビの喫煙所でたばこを吸ったらくらっと来た。アブダビから成田のフライト日本人だらけだった。あーあ、日本人には会いたくない。日本語を聞くと夢から覚めてしまう。
いつも思うんだけど、日本人って一人だと大人しいけど友達と一緒だと騒ぎまくる。マナーが悪いなーと思う。4列席だったので運が悪かった。。隣のおばさんは肘をグイグイ俺の方へ押してくる。相手にしなかったが、CAに席を替わってくれとお願いした。変わった席は、若い外人だった。静かにゆっくり過ごせた。眠れないので、飛行機の一番後ろのCAのいる所に言って、あー寝れないよーと言ったら、可愛いCAがお酒を飲んで眠ればと可愛い仕草で返してきた。
MALINELAというブルガリア人だ。とてもキュートで一目ぼれしてしまった。彼女と英語でしばらく話をしてたが、キスしたくなるような可愛い女性だった。
写真を撮って、ビールを飲んでしばらく眠った。

 
                                可愛いCA MARINELA
成田に着いた、隣の若い男性は日本で親戚が結婚式をするので来たらしい。いい人だった。
いつものように、スカイライナーで日暮里まで。
終わってしまった。いつも旅が終わると寂しくて、うつ病っぽくなる。現実に戻ったからだ。
あーあ、おれ海外に住もうかなー。住むとしたら、NY、バルセロナ?真剣に考えてしまった。
帰ってきたら、お袋が毎年旅行に行くのなら海外に住んでしまえばいいのに。住むのと旅行は違うんだよなー。
ウォシュレットが無いと痔にいつもなってしまうので、携帯ウォシュレットを持っていこうと考えていたが、ネットで検索するといいものが!!100円ペットボトルに着けるだけ。これにはほんと世話になった。一回も痔にならなかった。

来週からは転職した新しい会社で働くのだ。気合を入れないと!
次は、北欧かな?
それを糧に仕事を頑張ろう!!
長い間、読んで頂いた方、有難う御座いました。