さて、VOL.1の続きを書こう。
いつも通り、午前中の授業が終わり午後は観光だ。
今日は、ロウアーマンハッタンに行く。マンハッタンの最南端だ。
ここには、グラウンドゼロNY取引証券所がある。
この地域は、ニュ―ヨーク発端の地らしい。
まずは、ウォール街に行く。スーツ姿のビジネスマンが沢山歩いている。
画像には無いが、紙吹雪が凄かった。これが、ニューヨークか!!
   
                 世界の金融の中心
次は、ワールドフィナンシャルセンターだ。大きなオフィスビルが4棟集まっていて商業施設や
ショッピングもできる。ここからは、隣のグラウンドゼロも見る事が出来る。
   
    
 次は、隣のグラウンドゼロへ。
拝んでいる人たちが沢山いた。何だか感慨深い気持ちにとてもなる。早く復興する事を願った。
   
 次は、自由の女神へ。フェリーに乗って、スタテン島行きに乗る。スタテン島からフェリーで通勤している人は毎日自由の女神を見ながら、通勤するわけだ。
面倒なので、自由の女神のあるエリス島では、降りず遠くから見た。
これを見たらやっぱりニューヨークだなー!
  
 そして、スタテン島へ到着。とても静かな町だった。ここに住めたら良いなと思った。
   
帰りは、もう暗くなっていたので、ブルックリン橋の夜景を見に行った。
人が誰もいないので、襲われないかと心配だったが、大丈夫だった。映画にも良く出てくる
景色だと見とれてしまった。ニューヨークは何て広いんだろう。一日では、周り切れない。
   
さて、帰りに迷子になってしまった。駅はどこだろう?
とにかく人がいないので、会った人に聞いて見よう。複雑だったが何とか地下鉄に着いた。
ここから迷った。どの電車に乗って、どの方面に行けばいいのか全く分からない。
一人のショートカットの東洋人がいた。「I wanna go to 42nd ST.」と聞くと英語で教えてくれたが何だか日本人じゃないかと思ったので、「Are you japanese?」と聞いたら日本人だった。
タイプの子だった。少し話をして、彼女の働いている住所と電話番号を教えてもらった。
一目惚れしてしまった 
次の日、早速ケーキを買って彼女の店に行った。ギフトショップで働いているという。
小さな店だった。彼女がいたので、昨日のお礼です。ケーキを皆さんで食べてと行って、また少し話をして帰った。今度、食事に行こうと誘って、OKだった。 僕より、1つ年上だった。

さー今日は、いつものとおり午前中の授業が終わり、トライベッカソーホー、中華街で飯を食べる事にした。トライベッカはロバートデニーロ経営のレストランがあったり、お洒落な町だったけど特に楽しくは無く、すぐに引き上げた。

               マンハッタンの下町 トライベッカ 住むにはいいかも!
    
次は、歩いてすぐそばにある有名なソーホーだ。ここは、芸術家の町だ。ブティックや小物店が多い街と聞いていたので楽しみにしていたが、退屈な町だった。ここもすぐに退散。

       ニューヨークの芸術家とショッピングの町。ソーホー
    
 またまた歩いて、中華街に行った。いやーNYの中華街はとにかくデカい。
中国にいるみたいだ。ここなら中国人も苦労しないだろう。一番安い飯屋に入った。モツのような肉が乗ったドンブリを食べたがまずい、まずい。今日は一日良い事がないな。
帰りにドルガバのコピー品のサングラスを買った。中々良い!

                    バカデカイ中華街
   
 次は隣にあるリトルイタリーだ。ここは、1890年ごろ、南部イタリア人が住み着いた場所だ。
やっぱりイタリアだけあって、パスタ屋とカフェが多い。ここもつまらいなので退散。

                    リトルイタリー
   
 家に帰るといつも通りオーブンに飯が入っていた。NYでは、殆どの物が冷凍だ。野菜だってパンだって、牛乳さえも。決してこのホストファミリーの料理は心のこもったものではなかった。
家の中は禁煙なので、外に出てたばこを吸う。
面倒だ。しかもテイラー(ホストファミリー)はたばこが大嫌い。文はいつもテイラーと口喧嘩をしていた。
おれも地下に部屋が移動になった。便所を詰まらせたからだろう。かえって同じフロアにこの黒人と一緒にると気が滅入るので、みんなと一緒の地下の部屋は気分的に楽だった。


次の日は、学校が終わった後、ビレッジに行った。ビレッジという地区は、グリニッジビレッジイーストビレッジがある。メインはグリニッジビレッジで、ワシントンスクエアパークがある。これは良く映画に出てくる場所だ。ニューヨーク大学が近くにあり、ビレッジには若者が多い。
町を適当に歩いて見たが特にこれといって興味深い物はなかった。
少し上に行くとユニオンスクエアがある。ここは、色んな物を売っているフリーマーケットだ。

               ワシントンスクエアパークとビレッジ
    
 
                       ユニオンスクエア
    
 さー、この日の夜は、ブルックリンで道を教えてもらったシホちゃんとデートだ。飲みに行こうと
1週間前に誘って今日会う事になった。
シホちゃんは、おれが今通っている学校でスタッフで働いていた事があって、久しぶりに学校に一度顔を出してから行きます。という事で学校で待ち合わせになった。学校では、シホちゃんは人気者だった。男性からも人気があって少々妬いてしまった。一人仲睦まじく話している男性がいたので、これが彼氏かな?と思っていたらおれに挨拶をしにやってきた。名前はジョシュと言った。カジュアルな服装に背が高い。何で、アメリカの男性は服装がダサいんだろうと思った。
シホちゃんとは、ビレッジに行った。おれが日本食が食べたいと言ったら居酒屋に連れて行ってくれた。ビレッジの駅に着いた時にシホちゃんが電話をしている。
Do you wanna come?と電話で行っていたので他に誰か来るのかなと思ったらジョシュだった。
何て邪魔な奴だろうと思った。女々しい奴めと思ったけど、人は良い奴なので普通に話した。
久しぶりにアサヒビールを飲んだ。美味い。日本の居酒屋なので日本食が多い。2時間位話して、ビリヤードへ行った。3人とも酒が入り仲も深まってきた。
帰りは雨が降っていた。二人とも傘をささないので大丈夫かなと思っていたけど、やっぱりシホちゃんは、翌日から風邪で寝込んだらしい。
シホちゃんはサバサバしていて、男っぽい性格で俺のタイプだった。徐々に好きになってしまった。けれども、3人で飲んで以来、電話しても繋がらない時が続いた。ジョシュにシホちゃんが好きなんだけどと相談をした。彼は、She likes youというばかりだった。
 
       ビリヤード場で
この当時は、インターネットはあまり普及していなくてみんな10分100円とかのネットカフェを利用していた。おれも学校のPCとネットカフェを利用して、連絡を取っていた。
まーまた帰国間際に会いに行くかと思いながら、シャワーを浴びて寝た。

とは、いつも一緒だった気がする。いつも声をかけると笑顔だった。やはり韓国人は同じ東アジア人に親近感を持つのだろう。バーカンは相変わらず無愛想で、話していてもつまらなかった。タイムズスクエアやユニオンスクエアや色んな所に行った。
文はテイラーが嫌で家を出る事になった。何だか寂しくなった。韓国人の人に安く住める所を紹介してもらったらしい。引っ越し当日は手伝いをした。確かクイーンズ区だったと思う。あまり綺麗な所ではなかった覚えがある。うーん、さみしいなー。これで学校でしか会えなくなる。

    
      文とタイムズスクエアにて。いつもarai,araiとでかい声で話しかけてくる。
   
     ユニオンスクエアで買い物の帰り。文はトウモロコシを10本位買っていた。

ステイ先は、バーカンと二人だけになってしまった。何だか夕食の時も葬式の様だった。
しかし、バーカンにも意外な出来事が。それは後程。
文と行ったユニオンスクエアで一人の可愛い女の子にシャッターをお願いした。ついでにメールアドレスも交換して今度遊ぶことになった。こっちの大学に留学しているらしい。
学校で、会う約束のメールを打って会う事になったが、その当日は頭痛がひどくドタキャンしてしまった。なんだか疲れからか体がだるい。残念だけどしょうがなかった。
学校を休んで家にいるとテイラーがうるさいので、家はいつも通り出た。
3週間というのはあっという間だなー。
バーカンも家を出る事になった。どうやらテイラーと喧嘩したらしい。おれも学校にテイラーの苦情を言ったら、寮へ移りませんかと言われた。こっちの方が個室で良いと思ったけど、食事代を考えるとやっぱりテイラーの家にとどまった。バーカンともお別れだ。最後の夜、バーカンがビールを持ってきて飲もうと言ってきた。
話しているとバーカンの方が英語がうまいので会話があまり成立しない。けど、楽しかった。
文ともバーカンとも学校でしか会えない。通学も一人になってしまった。
バーカンの寮まで荷物を一緒に運んであげた。


      バーカンと最後の夜

さー、おれには残された時間が1週間なので、まだ行っていない場所への観光をしよう 
ニュージャージー、99¢ショップ、昼のブルックリン橋、ハーレム、アッパーイーストサイド
アッパーウエストサイド、コニーアイアランドと思い浮かぶ所はこんなにある。


次の日、ニュージャージーへ行った。確かホーボーケンという街だった。
ブルックリンが埼玉ならここは何県になるんだろー。電車で10位だった。
反対側から見るハドソンリバーもとても綺麗だった。住むならこっちの方が良いかなー。
とてものんびりしていて心地が良かった。多分、毎日マンハッタンの喧騒の中に居たからだろう。確か学校のフランス人のイケメンがニュージャージーから来ている。
    
 
    
     
次は、こにーアイランドへ行った。ブルックリン区のはずれにある町で、汚いビーチだけど夏は暑さ凌ぎにニューヨークの人で賑あうらしい。街は何もなく、この古い遊園地がシンボルだ。
一人で古いジェットコースターや観覧車に乗った。普通だった。とても寂しい街だと思う。
   
    
 さーて、マンハッタンに戻ろう。もう真っ暗だ。家に帰る前に前から気になっていたjack's 99¢ショップという所に行ってみたかったので、行ってみた。日本でいう100円ショップだ。
コーヒーから日用品からお菓子、冷凍食品、置物何でもある。32丁目の6番街か7番街だったと思う。やっぱり人がワンサカ多い。アメリカの色々な物があるので、土産にはぴったりの店だ。
アロマキャンドルやエンパイア等を買った。多分帰国前にもう一度行くと思う。
    
 さー今夜からはステイ先にには俺一人だ。あの意地悪黒人ばあさんと二人きりは気が滅入る。いつもの通り、オーブンに入ったまずい飯を食って外でタバコを吸って、シャワーを浴びた。夜11時位だったが、シャワーを浴びている最中にテイラーがもっと早い時間にシャワーを浴びなさい。と注意された。まったくうるさいババアだった。
おれも学校のフロントにステイ先のこのテイラーの事を話した。フロントは相変わらず、寮に移動しますか?というだけで頼りにならない。でも学校からテイラーに電話が行くらしくテイラーが少し優しく接してくるようになった。おれが寮に行ったら収入が無くなるからだろう。
あーあ、ニューヨークってこんなもんかー。
学校のクラスメイトと話してると、ブルックリンはいなくて、ロングアイランドシティやクイーンズが多くてやはりみんなおれと同じような感じだった。まーあと1週間だから我慢だ。
VOL.3へ続く。