韓国に0-2.疲れはあるかもしれないがそれは相手も同じ。言い訳にもならない。

とりあえず反省しないと次には進めない。今回の韓国戦も含めて全体を見てみようと思います


まず、結果について。

前評判を覆すベスト4.

正直、予選大丈夫かというレベルだったのでこれはよかったと思う。このオリンピック代表としては合格点だが、メダルを取るという点ではギリギリ不合格。期待値が低かったからでもあるけど。帰国した時に拍手を送るか物を投げるかは各自の判断。


良かった点

永井

まあ永井でしょう。あのスピードは世界にも通用する。スピードは。問題は相手がひいたとき。本音を言うとスピードのある選手の対処法としては進路を予測し、スピードを上げさせない、遅らせること。ここにシュート技術があれば厄介だが、今の永井は残念ながらそこまではない。スピードに乗った時はとにかく止められないというのがよくわかった。


セットプレー

セットプレーから3点かな。スペイン、エジプト戦で2点。まあ吉田が効いたということもあるけど技術はあると思う。だから、終盤になってセットプレーを活かさなかったのが何より痛かった。


大津

日本代表において一番評価を上げた選手だと思う。いろんなところに効いていた。全体的な底上げを擦れあ十分代表にも呼ばれると思う。


全体通して個々のレベルで通用するしないがはっきりしたと思う。もったいないのは彼らの個性を最大限に活かせなかったこと。そこは監督次第。


悪かった点

決定力不足

これに関しては勝ち続けていた時から気になってきた。その内ツケを払うことになるとは思っていたのでこういう結果も驚きじゃない。この世代は特にひどい。


精神的なもろさ

失点してからのチームの代わり要は尋常じゃない。メキシコに同点にされた時。なにか魔法が解けたかのように見えた。直後から攻め方を忘れたかのような酷いプレーになっていた。メキシコ戦は麻也だけではカバーできてなかった。年齢的に熟練した選手が欲しかった。それがナデシコがメダルをとれたのかという理由にもなる。


オーバーエージ

麻也、徳永は正解。もう一枚使うんならGKに使わず攻めに一枚やはり使うべきだった。戦術通り、守備では麻也が立て直す。じゃあ攻撃で誰が立て直すかと言われたらそれがいなかった。そういう意味でチームをコントロールできる選手が欲しかった。佐藤寿人や中村憲剛、藤本や前田といった選手が呼ばれても良かったと思う。


チームとしてのバリエーションのなさ

幸か不幸か永井の縦一本というのがグループリーグで対戦したチームに効果的だったため、結果永井頼みになっていた。永井みたい選手がるチームを防ぐのは簡単。ラインを下げてじっくりマークをして時間をかけさせること。そうすればこのチームの武器を消すことができる。ミドルシュートで揺さぶるのが効果的だが、残念ながら大津の一発しか目立ったものはなく、それ以外はただ立ち尽くしていただけ。ペナルティエリア外でパスを回すだけという、相手にとっては楽なサッカーをしてしまった。パスを回すだけなら好きにさせておけばいいし、あとはインターセプトとパスミス狙ってカウンター。負けた二試合は見事にこれでやられた。大津や清武、宇佐美はドリブルで仕掛けられるだろうから勝負に行っても良かったと思う。


アジア予選から進歩がなかった

これも永井がらみになるが、アジア予選ではほとんどが弾いてくる相手であり、先述どおりそうなってしまえば永井は活きない。それでも勝ったのは個々の能力のおかげ。それ以外はペナルティエリア外までボールを回してシュートまでたどり着けない。そんなサッカー。攻めてくる相手に対してのショートカウンターをしてもほぼ一点どまり。そして失点すると浮足立つ。それの繰り返し。勢いはあったが、本質は変わってないし、問題点も全く修正されていない。特に韓国戦はメキシコ戦で露呈した問題の修正が全くできてなかった。短時間だから仕方ないかもしれないが。個人としては次につながるが弱点を改善されていない点では非常に起用しづらい。



監督・スタッフ

当たるときは当たったがワンパターンすぎた。監督自身、失点した時、リードされた時の起用でベター、ベストがなかった。永井に固執し過ぎたことも当然。あと問題は相手を研究してなかったこと。正確にいえば相手が日本に対してどういうサッカーをしてくるか予想できなかったこと。調子が良くてポンポン勝って来たのだから一筋縄ではいかないと相手も考えるはずなのに、調子がいいからそのままで挑んだ。結果メキシコには良さを消されて完敗。韓国も同様でプラスして身体の強さを活かされた。監督の極意だけど臨機応変に千住変更できなかったのが痛かった。引いてくる相手に対して崩せる選手がいたのにそれを最初から使わなかった。そしてこのチームの本質をやはりどこかで理解しきれていなかったと思う。トゥーロンでの失点が酷いからDFをテコ入れしていたが、攻撃陣のテコ入れをしなかった。それが最後になって響いていた。大事なところでチームの流れを変えきれなかったのはスタッフの責任だと思う。


今後A代表にも呼ばれそうな選手

清武、大津、宇佐美、酒井高


本当これくらいしかいない。

酒井宏はう~ん、正直良い印象ではなかった。クラブワールドカップで活躍してから期待はしていたけど、現状ではあまり使いたくない。むしろ酒井高の方が短時間だけど私語をしていた。

永井はスピードだけだと岡野の二の舞。もう少し成長が必要。守備陣はケアレスミスが多すぎ。フル代表では致命的なミス。とてもじゃないけど呼べない。


まとめ

結果はベスト4という形で残せたが、勢いあるチームならもっと行けたはず。

チームとしては流れがよければどうにでもなるが出鼻をくじかれると全く舵が効かない。まるで水が入ると機能しなくなるコンピューターのよう。しかも稼働CPUが微妙に低い。そんな感じ。イタリアのスポーツ紙がプレイステーションに例えていたけど本質を見抜いているw 

攻撃の選手がもっているものは本当に良い。けどそれを生かし切れる選手、監督がいなかった。攻めあぐねてばかりだった。

このチームの本質はペナルティエリアの外でパスを回すだけのサッカー、永井頼みのサッカー。選手一人一人の良さをもっと活かせていれば決勝進出できたと思う。

そしてこの結果を見て日本サッカー協会はどう考えるか。これで大丈夫なんて言う考えを持っていたら再び2006年のような悪夢を見ることになるだろう。


これでオリンピックサッカーも一区切り。最後韓国に負けはしたものの、日本の悪さばかり目立ったので韓国のやっていることは正直どうでもよかった。そういう意味では日韓戦で負けた悔しさはあまりないのが救い。けどあいつらは未来永劫このことを鼻にかけるんだろうなぁ。


次はU20女子ワールドカップ、そして最終予選。予選に呼ばれる選手たちはさらに練習して今のフル代表に食い込んでいってほしい。