勿論、「もしも」のために軽アイゼン(4本爪)は持っては行ったのですが、暖かさから少し溶け出していた雪は、ザラザラしたシャーベット状で、軽アイゼンでは全く無意味な感じ。
そして、『長七郎山』から休憩なしで急斜面を下っていたこともあり、気をつけていたつもりだったけど、心配していた右足膝の持病が『ビキッ!』っと。。。

途中の大きな岩にもたれて、40分ほど休憩をすることにしたんですが、ソフトシェルを着たまま仮眠したためか?、休憩も取らずに長時間行動していたためか?、異常に喉が渇き始めた・・・

今回用意していた水は約1.5Lのハイドレーションだけ。
いつも、あまり水分を採らないタイプなので、出来る限り軽くしようと必要最小限の水しか持って行かなかったんだけど、どう考えても後半戦で水不足になる気配・・・

「水足らないし、足も痛みが出ちゃったし。。。黒檜山で中断かなぁ
」と思いながら休憩を終え、下山準備を整える。。。ソフトシェルを脱ぎ、左足サポータを右足に装着し右足を2重サポータにすると痛みは消え、「あれ?まだ歩ける!」

足の痛みをサポータで消し、軽快に登山口まで下山(11:52)
しかも、休憩のおかげか?、ソフトシェルを脱いだためか?、異常な喉の渇きもなくなりまだまだ歩けそう

ただ、予想外の喉の渇きにかなりの水を使ってしまい、何処かで補給しないと後半はスタートできそうに無い

大沼湖畔まで片道20分ほどかけて飲料を買いに行って戻ると、最低でも40分のロスタイム・・・
あとはちょっと遠回りしてキャンプ場まで行き、自然水?を汲んで・・・
でも、大沼は今「ワカサギ禁食」状態だから、そこに流れ込んでる天然水も飲んじゃダメかも?

・・・と、立ち止まって悩んでいても仕方ない。とりあえずタイムロスの少ないキャンプ場へ向けて歩き出した。
。。。とそこへ、1台の車が俺の前で止まる。
それは『黒檜山』手前で会話をした方だった。
「おいおい、コースはここだと遠回りになっちゃうぞ」
「いやぁ、ちょっと水を飲みすぎちゃってたらなくなっちゃったんですよ」
「何処で買うんだい?この先に店はないぞ」
「キャンプ場で天然のを汲もうかと・・・」
「あれは今、飲めるんかなぁ?」
「やっぱダメですかねぇ?
」「水だけで良ければ俺のを持ってけよ」
「え?いいんですか?」
「ああ、自宅で汲んだ熊谷の水道水だけどいいかい?」
「ありがとうございます!!」
「全山縦走、水でエールを遅らせてもらうよ!」
と、2Lのハイドレーションを満タンにして頂きました

人との出会いって素晴らしい!。。。と感動しながら先へ進む。
7つ目の山頂『陣傘山』。(12:50)
予定より遅れはしたけど、足の心配&水分の心配も消え正規ルートを進む。
この『陣笠山』を通る五輪尾根?も初めて通るルートだが、低山ハイク的なきれいな尾根で、ハイカーも多いと見えルートがしっかりしていて歩きやすかった。
8つ目の山頂『薬師岳』。(13:15)
予定では、ここで昼食を摂る予定だったけど、かなり予定時間をオーバーしてしまっているので。。。
行動食として用意した「WASP JELLY」を歩きながら飲み昼食とすることにした。
これがビックリするほど美味くて
しかも体力が回復するのが実感できる!コレ、これからは山行の定番にしたいと思った
9つ目の山頂『出張山』。(13:38)
ここまでで気持ちの良い尾根歩きはおしまい。
ここからは一旦、渋川方面に向かって下山し、再度『鈴ケ岳』に登り返す辛い道のり

鈴ケ岳への登山口に到着(14:37)
『出張山』から30分で到着すると思っていたのに。。。
地図の説明を間違って認識していたようだ

しかもこの区間、約300mを下って来た。
でここから『鈴ケ岳』まで約400mを登る

疲労はピークに近くなっている状態で果たして登れるのか?

「もう辞めたい・・・」
なんて思う瞬間だったけど、ここで辞めても戻り道は何処に向かっても辛い道・・・だったら計画通りに進むしかないでしょ。
ってことで歩き始める

10山めの山頂『鈴ケ岳』。(16:22)
かなりペースが落ちていた。
もう気力で上に這い上がってきた感じ(笑)
『鈴ケ岳』は以前にも登っているけど、凄く楽勝なイメージだったのに・・・今回は今まで登ったどの山よりも辛く感じた。
山頂直下は大きな岩が多いんだけど、膝より高い岩に足が上がらなくて
手で足を持ち上げて岩に踵をかけて登ってくる感じ。で、更に大きい岩場は、手で攀じ登ってた。知らない人が見たら本当にへんなヤツだったろうなぁ(笑) (誰もいなかったから良かった)
ここの山頂で非常食の「あんぱん」を食べようとしたんだけど、口の中が乾燥しちゃったのか、いくら噛んでもパンが飲み込めない

食べるのを諦めて少し残ってた行動食のゼリーを摂り下山する。
11山めの山頂『鍬柄山』。(17:31)
『鈴ケ岳』からの下り・・・と言っても、この『鍬柄山』までは3つほど山を越えてくる。
精神力も限界がきていたのか、ちょっと時間が掛かりすぎたなぁ・・・

凄く辛くてザックを下ろして記念撮影とかする気力が無かった(笑)
やっとの思いで到着した『鈴ケ岳登山口』(18:07)
残るはあと2つ。
「こりゃぁ、間違いなくヘッデンが再登場だな
」「・・・って言うか、最後の地蔵岳に上る体力・気力があるんだろうか?
」と考えながらも次の山に向かう。
12山めの山頂『見晴山』。(18:35)
まぁ、ここは山って程の場所じゃないんだけど、最後の『地蔵岳』の前に良い休憩になった気がする。
おかげで『地蔵岳登山口』の前に立ったとき、少しだけど体力・気力ともに回復していた。(18:47)
『地蔵岳』も途中からかなりの残雪があった。
ただ、『最後』という嬉しさが効いたのか、今までの疲れを殆ど感じない登山が出来た。
13山めの山頂『地蔵岳』。(19:40)
山頂は到着とともに霧に覆われ、写真もこんなに近づかないと撮れないほど。。。
おかげで広い山頂で迷い、帰り道を探すのに10分ほどかかってしまった

ゴール!(20:26)
18時間11分歩き続けた今回のトレーニング

いつも重い荷物(30kg)を背負ったトレーニングはしているけど、自分に長時間歩き続けるという持久力があるのかが疑問だった。
今回の赤城山全山縦走トレーニング計画は、それを試したかったんだ。
人に話しても「何やってんの?」、「それ、何の意味があるん?」、「危ないだろぉ、一人でぇ」・・・と、否定的な意見が多いだろうトレーニングだったけど、やり遂げた充実感はそれらを無視できるほど大きかった。
正直、終わった直後から翌日の仕事が終わるまで、足の筋肉痛&疲労が凄くて「もう、二度と行かないな・・・」、「友人に誘われても即断るな・・・」という気分になった。
だけど、かなり回復した今日、「あの場所でのタイムロスが・・・」とか、「あの休憩はいらなかった・・・」。。。と。
いつか、もう一度行きます

そのときはトレーニングではなく、コースタイムを意識した挑戦として

最後に、今回通ったルートです。
単なる自己満足のトレーニングをしてきただけの長い記事、最後まで読んでくれた方、本当に有難うこざいます。