少し前ですが玄関ドアが取り付けられました。
なかなか入荷せず、ずっと合板が張られていました。
スウェーデンドアです。防火認定が取れたお洒落なドアで選ぶと
スウェーデンドア一択でした。非常に重く、優しく閉めないと
家中にドーンと響きます。
熱貫流率は標準ドア 0.77W/㎡Kで、結構高性能なのですが
防火ドアだと 1.19W/㎡K、かなり落ちますね。
内部にはウレタンが充填され、ガルバリウム鋼板でサンドイッチされています。
防火性能の為に金属部分が多く、熱が伝わってしまうのかなと予想します。
ディンプルキーが使用され鍵の防犯性能は高いです。
標準でシリンダーが2個ついてきます。
木製ドア(表面は、ですが)の為頻繁なメンテナンスが必要です。
このドア、塗装も可能です。ただチーク材はオイルが塗りこまれているので
塗装をするなら無塗装のオークのが良いようです。
チークはもともと油分の多い木材ですのでやはりオークが良いのかなと思います。
私の家はせっかくの木ですが油性塗料(多分)で塗りつぶします。
玄関部分はアルコーヴになっています。
アルコーヴとは少しへこんだ空間部分のことです。
玄関ポーチは飛び出した部分なので逆ですね。
多少の雨はしのげます。
ただ大雨は降りこんでしまう為、玄関ドアの塗装はそれなりの
影響の受けると考えられます。
アルコーヴ内部の壁は框組風の装飾を施します。
(框組とは薄い板の四方向を角材で挟んだ構造で、周りの
角材部分を框と言います。)
框組風、なので実際には2重構造になった窯業系のサイディングです。
この四角の凹みの内部に更に細いモールを廻し、装飾的にします。
写真はまだモールがついていません。
アメリカのストリートビューで参考にした教会の玄関があります。
框組の装飾がついています。
規模は違いますが、私の家にも比較的大型のペディメントが
つきます。ラムズヘッドというもので、画像と同じようなタイプです。
玄関ですので一番時間をかけた部分でもあり、お金をかけた部分でもあります。