久々に気づきがあったので、
書き留めておこうと思います。
「スピンが上手くならない」
「回れる数が全然増えてくれない」
練習してもあまり変わらない、
むしろ下手になったように感じる、
という話を思いの他聞く機会が
ありました。
原因は1つだけでなく人により
苦手な技術だったり癖だったり
原因は様々あると思います。
ただ…
意外と盲点になるのが
エッジを新調してみたら
上手くいくようになったという
ケースも聞きます。
自分もそれが上手く作用した
ことのある1人です。
5年以上同じエッジを愛用してたり、
スピンの練習量が多い場合はこれが
変化の機会になる可能性もあります。
(今のエッジが相性良いなら
同モデルの新品の方が馴染みやすい)
もちろん、今までと
使い慣れてるカーブが変わるため
最初の半月から1ヶ月ぐらいは
違和感があります。
ただ、
使い慣れた頃には今までよりも
安定したエッジ位置に乗れ、
スピンが安定していきます。
(今まで耐えきれなかった
ポジションも無理なく容易に
取れるようになることもありうる。)
原因としては
・摩耗してエッジのカーブが減り
踵やトウに引っかかりやすくなっている。
・インまたはアウトエッジの
一方だけ極端に擦り減っている。
一つ目はエッジにカーブが十分あると
爪先と踵の部分の氷との接触が減り
スピンが回りやすくなる。
トウや踵が氷に触れることがない
エッジの円弧と氷面との接点。
それがスピンの重心位置になってきます。
円弧が十分にあることで
使える接点の量が増えていくため、
多少の重心のズレなら立て直せる。
逆にそれが平らに近づくほど
氷面とエッジ円弧で取れる接点の量が
少なくなっていく。
ゆえに、
そのポイントがちょっとずれただけで
トゥに引っかかって減速したり、
踵に乗りすぎて倒れやすかったり、
一度崩れた体勢から
修正するのが困難になっていく。
二つ目は
アウトとインの高さの差から
スピンの入るターンから体勢が
崩れてしまっている可能性。
実際、自分自身も新たなエッジに
変えた時にはそういった問題が
丸ごと解消された覚えがあります。
だからもし、
頑張って練習しているけど
一向に良くなりそうにない場合は
長年使いすぎて擦り減ったエッジに
原因がある場合も考えられます。
道具のせいにしすぎても
たぶんダメですけど…
長年の道具を信頼しすぎても
それを新調するアイデアすら
思いつかなくなるので、
バランスが大事だなというのが
自分の中の一つの教訓です。