スポーツをやっていく中で
地味に追い詰められてくるのが
体の回復スピード。
とにかく回復が遅くなると
炎症が長引いてしまい
回復が追いつかずダメージが蓄積されていく。
ストレスでホルモンのバランスが
本来のあるべき状態から崩れると
筋肉痛や炎症を遅めるだけでなく
別の体の問題も増えてくる。
ホルモンバランスも
意識はほどほどに持ちつつも
生活は送っているつもりですが…
数ある要素の中では一番に
注意しておきたいのは睡眠の質。
ホルモン分泌の中心ともなる要素で
成長ホルモンの分泌を整えるために
熟睡できる環境や体質にしておく。
長年特に効果を感じてるのは
サンライズ(日の出)の弱い太陽光を
5分〜10分くらい浴びる。
かつて
鬱病を治してきた過程の中でも
一番大きかった要素と思っています。
ちょっと早起きするぐらいで
難しいことではないはずなのですが、
鬱で動くエネルギーがない時は
ハードルの高さを感じました。
ただ、最初のハードルを乗り越えてから
体が日に日に軽くなったのを覚えています。
人間の脳にある松果体
第三の目とも言われる場所から
朝日を浴びると同時にセロトニンが
大量に分泌されるようになる。
うつ状態になりやすい人の特徴としては
松果体が機能が弱くなって
セロトニンの分泌ができなくなっている。
その松果体を再び復活させるために
朝日を浴びるような感じですね。
日中に分泌されたセロトニンは
暗闇でやがてメラトニンに変化し、
夜には自然と眠気に入れる。
人間の体に自然発生する
天然の精神安定剤や睡眠薬
みたいな役割になるかと思います。
セロトニンはイライラを抑制し
性格も平穏に保ちやすくなるので
人との関係も穏やかになったり、
悩みの種自体減っていく感じがあります。
結果的に興奮する機会だったり
悩みや考え事をする機会も減るため
眠りに付きやすくなる。
あと、
熟睡できている時とそうでない時の
よく分かる違いとしては
朝起きてすぐ動けるかどうか。
熟睡できている感覚が強い時は
とにかく疲れが後を引く感覚は少なく
回復速度を早めてくれるので
目覚めてすぐに起き上がれる。
全てのモチベーション向上に
繋がっていくことからも
ホルモンバランスの基本は
やっぱり睡眠の質にあると感じてます。
睡眠による回復準備が整えば
次に必要になるのが運動。
有酸素運動、無酸素運動を少しでも
やり続けると性ホルモンのバランスが
自然と整い調子が良くなる場合が多い。
自分の性別のホルモンだけを増やせばいい
みたいな単純な問題でもなくて…
元あったバランスが崩れたことで問題になる。
現代の食品や化粧品の添加物で入ってくる
ゼノエストロゲンによりエストロゲン過多
になりやすい。
エストロゲン、プロゲステロンなどの
女性ホルモンバランスを正常に戻したり、
過剰に増えた女性ホルモンで弱った
良質な男性ホルモンのテストステロンを
分泌させてDHTへの変換を阻止したり、
何かを集中的に増やすというよりは
バランスを崩しているホルモンを
元の正常状態へリセットする。
日頃の運動にはそんな感覚があるし、
しっかり運動して汗をかいた後は
体に溜まった毒素がデトックスされて
清々しく心地良い感じがします。
頭髪の抜け毛、肌疾患、体毛の濃さは
ホルモンバランスの崩れのサインとして
分かりやすく出してくれている。
そんなサインを無かったことにせず
気づいてあげることが大事かなと
思っています。
それをやった上での補助として
サプリメントを飲んだりとか
プロゲステロンクリームを塗ったり
一応してはいるんですが…
それでも睡眠や運動などの
自然に沿ったアプローチが
最も効果があると感じています。
短期的に面倒臭さを感じることは
最初は大変なんですが、
長期的には心地良さに変わってくる。
脳細胞は1ヶ月、
血液は4ヶ月〜7ヶ月、
全細胞は6〜7年、
これらは人間の体の生まれ変わる周期で
意識を変えて生活した7年後には
全く別の人間にも変わっていける。
鬱やストレスで昔悩みはしましたが…
普通なら無視してしまうような
体の細やかなことを知ろうとする
きっかけになってくれた。
今だから思えることではあるけど
人生の長い目で見た時その出来事は
幸運だったのかなと思います。