やりたいことができない時、
悲しさとか苦しさとか辛さとか
その時は人に話せない孤独感とか
そんな心情はおそらく皆
同じかと思うのですが…
できる瞬間というのはある日
突然やってくることがあるんですよね。
本当にすっかり執着がなくなった時に
いつの間にかという感じで。
今までできてきた点同士が
1つの線に繋がった瞬間が
おそらくそんな時で
今までに味わったことのない
身体感覚や精神感覚に急に
変化することがある。
これは目的の技術本体だけを
ひたすらやり続けている時に
やってくることは少なくて、
自分自身の場合はそんな時に
新しくできるようになったことは
一度もなかった。
できるようになりたい。
手に入れたい。
その気持ちが強まる時は
現状上手くいっていないことに
強い執着や固執をしてしまうので…
他の道を探そうという
柔軟な発想にはならないし、
自分のコントロールできないことを
無理にコントロールしようとして
更にドツボにハマって崩れていく。
それで疲弊して心が折れる
という繰り返しを
過去に何回か起こしてきました。
できる瞬間に巡り会うのは
できないことへの執着を手放して、
その周辺に散らばった自分自身の
できることに磨きをかけている時。
なんとなくできたつもりで
まだ改良の余地があることを
もっと深く追求し更に細かく磨いて
完成度を高めている最中。
その過程の中で
「ここのスキルはこれと通じる」
「この感覚はあれと似ている」と
微妙な神経感覚に急な変化が訪れる。
そういう時は
かつて苦しんでいた自分が
拍子抜けするかのごとく
次々に達成されていく。
できるようになりたい本体は
できてきたことの集合体で、
それが上手くフュージョンした時
新しい感覚に生まれ変わる。
手に入らない物事に
人が執着をしてしまう時、
ある意味
大きい目標しか見えてなくて、
自分の周辺のことに無関心で
目を向けられないでいる。
やっぱりそういう時は
技術的な話だけに限らず、
どんなことも上手く事は運ばない
と思っています。
上手くいっていることを続ける。
上手くいっていないことは
降参して今すぐやめる。
周辺にある自分ができること、
今はまだ小さいままの価値を
磨き続けられた時、
それがその人の大きな強みへと
変わっていくのかなと思います。