人は1日に5000回以上の取捨選択や
何か決断をしていると言われています。

朝何時に起きようか?
コーヒーと紅茶どっちにしよう?
歯磨きは右と左どっちから磨こうか?
ネクタイはどれにしよう?
靴は何色にしよう?
電車は何両目に乗ろうかな?



本当に小さいことや
無意識なものを含めていくと
かなりの数になる。

そして、

その決断たちの集合体が
今の結果に変わっていく。


もし今の結果で充足感や幸せを
あまり感じられないという場合は
そういった決断をしてきた

ということになるのですが…


人が何か大きいことを決める時は
決まって感情が大きく揺れた時。

或いは大きく揺れ動かされて
しまった時。


人間の決断に至るプロセスは…

経験・トラウマなどから作られた信念
(信じて疑問すら持てないもの)

信念や出来事を元に感情が生まれる

感情に辻褄を合わせた思考を働かせる

何か行動する

結果が生まれる



信念やトラウマまで追求すると
自分の感情トリガーのベースとなった
何かが見えてきたりもしますが…

人が何か決断や選択をする瞬間には
その時に生じた強い感情があって、
それを補正するために思考が働いて、
行動へと誘導されていく。


感情トリガーは2種類あって

・ポジティブな感情トリガー
(喜び、感謝、興味、向上心など)

・ネガティブな感情トリガー
(不安、恐怖、憎悪、悲しみ、
嫉妬、劣等感など)


人が何か大きな行動をする時、
平穏な状況というのはほとんどなくて
どちらかに傾いている場合が多い。


どちらの時に決断したものが
良い結果になりやすいかと言えば…

ポジティブな時。

「この選択をして良かった」と
心から思えることが多い。


逆に

ネガティブな感情の時に
ネガティブな決断をする習慣があると
ネガティブな結果に行き着きやすい。

幸福度や自己肯定感がいつも低くなる
場合にはこうなっていることが多い。


100%とは言い切れませんが…

自分自身の経験で思い返すと
何かしら悪い結果が待っています。


負の感情はインパクトが強いので

どうしてもネガティブな時に限って
人は行動力が異常に増したり、
何かを決断したい衝動に
強く駆られてしまうんですね。


無意識の場合は
回避しようがないのですが…

ネガティブな感情を認識できた時は
誰かに何かの言葉を発したりとか、
何かの行動に移したりしない。

負の感情は自分で抑えるのが
難しい場合は多いのですが…



ネガティブな感情の時は
ネガティブな言葉しか出ないだろうし、
それがロクな結果にならないことは
何となく予測は立つので…



寝るとかお風呂に入るとか
自然に溢れた安らげる場所など

ネガティブな感情トリガーを
忘れる環境に身を置いたり
距離をあけるようにしています。




そして、

とにかくポジティブな感情の時
「だけ」に重要な決断だったり、
ポジティブな行動を選択する。

良い感情の時に行動したものは
大体の場合は
良い結果が得られることが多い。


自分なりの幸福を増やすにも
こういった決断時の心構えが
大きく影響するのかなと思っています。