なるべくなら

「誠実に生きたい」

「正直でありたい」と…


感じることは多いと思います。

 


その方が本当は楽だし、

おそらくほとんどの人は

誠実な人に好感を抱きますので、

人からも好かれやすい。

 

では…

 


「誠実って何?」

「どんな人に誠実性を感じるか?」

 


このように聞かれると

具体的な答えは出にくいですが、

一応そういう特徴を持った人は

思い浮かぶと思います。

 


 

誠実で「在り続ける」ことって

簡単そうに思えて実は

想像より遥かに難しい。



 

初対面では「この人誠実な人だな~」と


仮にそう思えたとしても

付き合いをしていくうちに

ちょっとずつ印象が変わっていき、

それを感じなくなってしまう。

 



おそらく、


どこかで違和感が出てきて、

不誠実さを感じてしまう瞬間に

出くわすのではないかなと思います。

 


当然、


他人から見られる自分もまた然り。


 

夫婦恋人関係であろうと

誠実性にはある条件が必要で

その条件を満たさない状況下において

信頼残高が失われていく。



信頼という感情は

ポイントカードの概念とちょっと

似通ったところがあると思います。

 

誠実性のある行いをしていると

ちょっとずつポイントが貯まっていき、


誠実性がない行いをしていると

消費されてしまう。

 


では


誠実性の要素とは?




 

感情・思考・発言・行動の一致率


 


おそらくは

これらが限りなく一致している人に

人は誠実性を感じるようになります。

 


そして、


これがバラバラになっている人には

とにかく強い違和感を感じます。


 


たとえば、

 

口は笑っている。

でも目が笑ってない。


たぶん、

「この人本当は楽しいと思ってないな」

というのはすぐ感じてしまう。



結構日常的にあると思いますが、

この4つが完全一致している人自体は

かなり少ない。

 

 

 

誠実性を低下させる4つの引き金

 

誠実性を高めるには

感情と思考と発言と行動の一致を

増やしていく必要がありますが…

 

これが時の経過と共にズレてしまう場合、

4つの引き金のどれかを

引いてしまっている可能性があります。

 

それが…

 

【批難・悪口】

【侮辱・見下し】

【言い訳】

【逃避】

 


特に集団で集まる場では何かと

出てきやすい行動になります。


 

他人への悪口や侮辱が癖付くと

知らないところで同じことを

他人からされる頻度が増えてきたり。


 

そうすると今度はその状態に

耐えきる事ができなくなるため、


自分を守るための行動として

『言い訳』と『逃避』をし始めます。


 

言い訳や逃避が始まると

自分以外を敵が必要になるので

人への悪口、侮辱が始まります。

 

 

一つの負債を抱えることで

借金の返済に追われる状態になり

悪循環へと入っていく。

 

誠実であり続けるためには

この4つの引き金をとにかく

引かないことが重要。




漫画原作者で脚本家で有名な

小池一夫さんの言葉で


「本人のいないところで、

人を褒める人は信じる。

本人のいないところで、

人の悪口を言う人は信じない。

本人のいないところで、

人の言った悪口を信じる人は

もっと信じない。」



今の世の中の人の在り方を見ると

人の本質を考えるための指標にも

なると思います。



 

誠実性を高める生活習慣

 


感情・思考・発言・行動

 

これらを一致させるのは

正直難しいし、

この世の中100%一致している人は

いない。


特に日本は建前を取り繕うのが

前提にした社会になっているので、

嫌でも嘘をつかないと生きていけない。


そんな状態にもなりやすい。




ただ、何もできないかといえば、

そうでもなく、



小さなことでもやれることはある。



 

 

誠実性を高めるためにやれること

 

 

それは…

「自分との約束を守り続けること」

 


どんな小さなことでも

これだけは毎日やり続けてやる。


そう自分で決めた約束だけは

必ず守ること。

 

たとえば、

 

・朝一に必ず水を飲む。

・毎朝ウォーキングをする。

・毎日腹筋と腕立てを必ずやる。

・必ず毎日人に感謝を伝える。

・貰ったメッセージは必ず返す。

 


 

難易度の大小に関わらず

何か自分がやると決めた約束は

毎日守り続けること。

 

どんな小さな約束でも

自分の約束を守り続けるというのは

自分への信頼を高める行動。



それは守り続けると

いつか自信へ変わっていく。

 

自分への嘘が少なくなると、

目にもチカラが宿り始め、

印象も変わってきます。


 

誠実性を高めるためには

どんな小さなことでも

まず自分との約束を守っていくこと。


これが原点だと思っています。

 



最大の敵は自分。



「自分との約束を守り続ける」ことが

自分を簡単に変える第一歩目。