宿のある辺りから3方向に、真っ直ぐ歩けば15分くらいの距離を見て回ったのですが、車の通れるほとんど唯一の村の中心の道から、毛細血管のように張り巡らせている坂道の路地まで見てみても、民宿をやっていない家はほとんどありませんでした。

どん詰まりのようなところにあって、車を降りてからどうやって行くんだろうというような場所にも、民宿の看板が出ていました。そんな中で、村の中心の道から一番遠い川沿いのロケーションに2軒、民宿の看板を出していない家があったので、今朝はそこに行ってみました。私が言葉をまるでできないものですから、実際のところはわかりませんが…。

 

おばあちゃんが手作りの小物を売っていました。1万ドン〜5万ドン(約55円〜275円)くらい。2つほど買って帰って、この写真と一緒に入院中の友人のところに持って行ったら、とても喜ばれました。NPOでバングラデシュに駐在していたことのある人なので…。
 


 

近くのもう1軒にも行って写真を撮らせて貰いました。奥から民宿の看板を出して来たので、民宿だとわかりましたが、どうやら開店休業中のようでした。

英語ができる人たちだったので、ザイの人たちだとわかりました。ということは先に訪問させて頂いた家もザイでしょう。300年くらい前に雲南省から移動して来た、この辺りでは比較的新しい民族です。川側に住んでいて、棚田をやっています。黒モンの人たちとは違って、土産物を背負って売って回るということはあまりしないようです。

とても気さくな人たちで、写真を撮らせて欲しいと言ったら、あちこち見せてくれました。息子さんの前にあるのは水タバコです。



家の入口ではとうもろこしを干していました。



奥から出して来た民宿の看板と一緒に。ちなみに水色や黄緑色にピンクのラインが入った民族衣装がザイの人たちの特徴です。

この辺りの写真は、引き伸ばして送りました。いまは国際eパケットライトというのがあって、第2地帯(中国、韓国、台湾を除くアジア)のベトナムは300gまでの小型包装物が990円でした。追跡サービスがあって配達完了の通知も貰えるので助かります。


 

お家の中を見せて貰いました。

 

今日の一曲はキャメルの2002年のアルバムA Nod and a Winkから。

Camel - For Today

 

今朝、YouTubeに、

Before CRIMSON | 16 Classics from the Dawn of PROG ROCK

という動画が上がっているのに気づきました。クリムゾン以前の、プログレ黎明期の16曲…。


私がキング・クリムゾンを初めて聴いて衝撃!としかいいようがないものを受けたのは多分1971年の夏(大学1年)のことだったと思います。1969年に発売された『クリムゾン・キングの宮殿』はすぐには日本に届かなかった…。

キング・クリムゾンを知る直前によく聴いていたのは実はEL&Pであり、またマクドナルド&ジャイルスのLPも既に持っていたので、元キング・クリムゾンのメンバーが入っているバンドを先に聴いていたというおかしなことになっていたのです。

そういう日本の特殊事情?はともかくとして、自分がプログレにはまるきっかけになったのはどんな音楽、どんな曲だったのか…。

そう考えると、やはり外せないのはその動画にも入っているビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)だったのかなと…。多分中学3年です。

一番印象に残っているのは何と言っても「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」(A Day in the Life)…。

The Beatles - A Day In The Life


いま聴いても、なんというか、プログレへのイントロダクションのような気がします。

その動画に入っている曲やバンドでいうと、ムーディー・ブルースの「サテンの夜」(Nights in White Satin)、プロコル・ハルムの「青い影」(A Whiter Shade of Pale)、ドアーズの私には特に「ハートに火をつけて」(Light My Fire)辺りが外せないというのもよくわかります。

The Moody Blues - Nights In White Satin (1968)


PROCOL HARUM - A Whiter Shade Of Pale - promo film #1 (Official Video)


The Doors - Light My Fire


けれどもビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」(Good Vibrations)になると、いい曲だとは思いますが、プログレと関係していると考えたことはありませんでした。

またThe Pretty ThingsとかThe Syn、Dantalian's Chariot、The Incredible String Bandというようなバンドがあったことは、この動画を観るまでまったく知りませんでした。

あと付け加えるとすれば、ヴァニラ・ファッジ(Vanilla Fudge)の「キープ・ミー・ハンギング・オン」(Keep Me Hangin' On)なんかは私の中ではプログレの流れとつながっています。

Vanilla Fudge "Keep Me Hangin' On" on The Ed Sullivan Show


レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のBabe I'm Gonna Leave Youなんかも。

Led Zeppelin - Babe I'm Gonna Leave You (Danmarks Radio 1969) [Official Video]


それにしても『クリムゾン・キングの宮殿』から56年、『サージェント・ペパーズ』から58年とは…。

本当の昔話でした😅
 

ハノイからリムジンでサパに向かいます。大型バスならもっと安かったのですが、一人旅であること、9人乗りのリムジンなら直接ホテルまで迎えに来てくれることから、片道2,400円超えのリムジンにしました。朝6時45分頃にホテルを出て、途中休憩を2度はさみ、サパの教会前に着いたのは13時前だったと思います。そこからTa Van村まではgrabのタクシーで30分、22万ドン台、1,250円くらいでした。途中、工事中のところがあったり、泥道になっているところがあったりで、荷物を持ってバイク・タクシー(基本、車の半額)を使うのは難しそうでした。

 

宿は目の前に棚田が見えることから奮発したバンガローでした。YouTubeの動画などを参考にして決めました。朝食付きで1泊5千円くらい。まずは部屋からのパノラマ写真です。

 

 

続いて、翌日の早朝の写真。

 


そしてお風呂の写真。このお風呂の形は伝統的なもののようで、赤ザオの人たちは薬草風呂に入る習慣があるようです。ただ、途上国あるあるで、電気式の湯沸器の容量が足りないため、お湯を満たすことが、できないのでした😅

 

 

最後はバンガローの外観です。

 


今日の一曲はソフト・マシーンの1981年のアルバムLand of Cockayneより。

Soft Machine - Panomarania