
今年の2/14以来ずっと大事にしてきたケーキだった。
巷では草食やらスイーツやら軟弱なたとえが横行してはいるが、俺はそれらの流れを受け入れず、まま、口にする。
「ん、んまい」
何にも迎合しない自分はそう思った。
「んまい」
ひとつひとつが手づくり。分からない人にはわからない事。
僕が感じた「手がけることの思い」
思いが形に、形はメッセージへと。
「うん、うん」
ひとつひとつの思いが伝わるごとにチョコは減ってゆく。そのおかあちゃんの思いが溶けてゆく。
母から娘へ紡ぐメッセージ、そして僕へ。
僕はただの子持ちのおっさんで何ら価値の無い人間だが、2/14。
必ず晴れるこの日をいつも待っているよ。
あの時も、きっとずっと。