「時を紡ぐ」

最初のタイトルは「路」だった。


「時を紡ぐ」

不幸でありたい人間はわずかだろう。しかし幸せでありたいと願う人間は多いのではないか。

人が知りえる「幸せ」とはなんぞ。

その対極に位置する「不幸」とはなんぞ。

それぞれの概念なくしてはお互いは存在しない。


もし人が不幸であったならば、誘われし未来を選ぶより現状を把握し、結果見出した理解こそが自身を囲む幸せにつながるのではないか。

むくろは不浄なのか。

手付かずの自然は神秘的か。

家族とは幸福のカタチか。

不遇とは不幸せか。

明日、広げた手のひらに見えるものは未来だろうが、そこに苦い時間が再び繰り返されても何ら問題はない。

路に支配されるより時を紡ぐ方が明日よりもっと遠くの空が見えてくる。