
他が病に臥しても、一人軽く済むか逃げ切るかの娘が
この度のトップバッターだった。
それは突然やってきた。
よりによって、階段の一番上から勢いよくマーライオン。
一度手で口を押さえて堪えたことが仇となり、上向きに吹いた。
私は、自分らしい不運さで、階段の中腹にいて振り返った瞬間に
頭上から降り注ぐそれを浴びながら、カオスの始まりを覚悟した。
夫Kは、新築の壁・階段・床に見事に降り注いだその惨状に、
「こんなに酷いのは初めてだ!酷すぎる!うわー!
なんで風呂場で吐かせねーんだよ!
これは酷いよ。うわー!早く雑巾絞って持ってこいよ!早くしろよ!」
パニック。
マーライオンを抱えて風呂場に駆け込んだ私は、
「吐くなんてわかんなかったよ!どんだけ酷いか見たよ!
やりたくないなら私やるから待ってて!
こんな時に親がパニックになってどーすんだよ!
起こった事巻き戻せるわけないだろーが!
わこが最優先だろーが!具合悪い子ども不安にさせんなよ!」
パニック。口悪い。
結局は協力しながら消毒液を作って後片付けが終わったあと、
「パシャパシャパシャ~」
変な音が聞こえて、ブロック遊びをしてたサイに目をやると、
ブロックの上でものの見事に吐いていた。
一発目よりは派手さに欠けるし、二人目はとても冷静に受け止められた。
後片付けをしながら、夫婦共に少し笑顔だったと思う。
が、その夜中、全く笑えない気持ち悪さが私を襲った。
授乳の合間に嘔吐下痢。
授乳と嘔吐下痢のコラボレーション。
そのコラボレーションに並行して、わこサイが、
「おかあ、のどかわいた」「きもちわるい」
「トイレついてきて」「おかあ、もうねれないよ」・・
生まれて初めて吐血をした。
翌朝さすがに動けなくなり、発熱。
助けを求めた義母ミッチー様が来てくれて、Kも会社を休んでくれ、
眠ることが出来た。病院にも行けた。
医者曰く、吐血は胃に炎症が起きてるせいではないか、とのこと。
昨日も来てくれたミッチー神のおかげで、動けるようになった。
これを期に、少しは痩せたかも。
わこサイも元気になった。
潜伏期間が2、3日あるともいうので、
どうにか新生児はこのまま逃げ切らせたい。祈。
















