去年のクリスマス頃から謎の咳病に冒され、
こんな時にはとにかく寝るべし!と睡眠はしっかりと取っているはずだのに、
お正月が終わり自宅に戻ってきたら更に悪化の一途を辿る。
寝しなは発作のようになり、心境的には白目をむくほど悶絶。
そんな最中、おニューのスライサーで
右手薬指の先端をパッサリ削ぎ落としてしまう。
ジャガイモもろとも思いっきりスライスした瞬間
小さく血吹雪が舞い、《やった!》と思ったと同時に
《なんてバカなことをしてしまったんだろう。》
《Kに怒られるのではないか?今この時に怒られたくは無い。とにかく痛い。》
《子ども達が順調にご飯を食べてるこの状況を変えたくない。なんとなく。》
様々な思いが交錯しながら、右手を心臓より高く上げ、
傷口をキツく握りながらキッチンの死角で右往左往した。
傷口を見ないようにしながら、絆創膏を横に縦に数枚重ね、
しばらく平静を装って台所仕事を続けていたが、
絆創膏の端からどうしても血が漏れてきて、バレた。
自分で傷口を見る勇気が湧かなかったので、外科に行く。
スライサーの厚さからいって
単純に2mm程度削げたもんだとばかり思っていたら、
「線じゃなくて面で切れてるんですよ?“面”です。分かりますか?
きゅうりを処理するのに、ヘタの部分包丁で落としますよね?
そんな感じである程度の肉の塊を落としてると思ってください。」
と、S医師。
心境的に白目な診断だった。
しばらくスライサーとは距離を置きたい次第。
ゴム手袋が苦手で、気落ちしている新年早々である。
「おかあさんだいじょおび」
今夜、わっさんから手紙を貰ってハートウォーミング。
この内容を書いてるのは知らなかったけど、
夫Kに「“ぶ”ってどうかくんだっけ??」と、
しつこく聞いていたのは聞こえたはずなのだが。

















