中澤女史。 | akariのブログ  けやきハイツ102


昨年12月某日、カラテカ矢部の
〝大家さんと僕〟を読んでたら、身近なご老人達の安否が急に心配になり、たちまち漫画の内容が頭に入って来なくなった。

もしや、ご無沙汰のうちにアチラの世界の住人になってたら、どうしよう...?!

慌てて漫画を閉じ、乙さんと中澤女史に電話した。

結果は二人とも不出。

心配だけど、音沙汰が無いのは元気な証拠だと、自分に思い込ませることにした。


女史においては、わこの低学年バレエ引退後、慰問活動が無くなり、引っ越し以来遠くなった銭湯には行かなくなり、すっかりお会いする接点が無くなっていた。

それが去年、パートの散歩中に道すがらバッタリ会った時に、脳卒中で倒れてリハビリ中だと聞いていて、余計に気がかりだったのだ。


その数日後、中澤女史からの着信。

着信履歴の機能があるとは思えない中澤家の電話。

勘で掛けてきてくれたのだろうか。


女史
 「あなた!!良かった〜やっと話せて嬉しい。もうずっと具合が悪くて。またガラクタ集めてあるけど取りに来れる?」

ガラクタはいらないけど、もうこれは会いたい口実だとわかってる。

 「うちも実は断捨離中なんですけど、、 あれから中澤さんが元気かずっと気になってたんです。良かった。」

女史 
「きりちゃんいるの?他の子達は学校?きりちゃんだけ乗せて、自転車にガラクタ乗せるスペース空けて今から来れない?」

私 
「今保育園行ってるんですけど、実はまた赤ちゃんが生まれたんです。」

女史
 「え?!今から30分以内に来れるって?良かった〜。本当に嬉しい。」

 「いや、そんなにすぐは出られなくて、赤ちゃんが...」

女史
 「ガラクタまとめて待ってるから、必ず乗せれるスペースだけ空けておいて。待ってるから!!」


これはもう何も通じない。
電話は無理だ。行くしかない。
行って見せるしかない。
とりあえず、生きていて良かった。


まだ首座らぬおテリを抱っこして防災頭巾を被せ、自転車で女史の住む信◎コーポに会いに行った。  

女史
 「え?嘘でしょ?本当に?産まれたの?こんな赤ちゃんに会えるなんて!嬉しい〜。嬉しい〜。生きてて良かった。
もうリハビリも辛くて何度も死にたかったの。これでまた今日から生きて行ける。嬉しい〜。嬉しい〜。」

そう言って泣くので、私も泣いてしまった。

女史 
「そういえばあなた、五人は産みたいって言ってたわよね!」

私 
「それは言ってないです。」

とりあえずがむしゃらに会いに行って 本当に良かった。

産まれた日と名前と読み仮名を書いていけと言われ、裏紙に書き残した。

テリちゃんを抱っこして、本当に嬉しそうな女史。前にお会いした時よりも、一回り小さくなった気がした。

女史
 「そういえばあなた、五人は産みたいって言ってたから!産まれて良かったわねぇ〜。」

私 
「いや、だからそれは言ってないです!!」


ガラクタは遠慮したけどやはり無理で、ロープ二本も駆使して強制的に自転車に括り付けられた。


乙さんも中澤女史も二人とも、喋りはしっかりしてるけど、年々聞くのがダメで、一方通行。

乙さんは本当に耳が遠くて聞こえない様子だけど、中澤女史は聞く力がからきし無い。

質問してくるのに、答えると何も聞いてない。質問したそばからもう他のこと考えてる。

共通点のあるご老人である二人共には、質問には大きな声で、目を見て短めに答えることを心掛けてる。



ちなみに、その乙さんとも後日、連絡が取れて、一方通行なりに元気なことが確認出来たのだった。




ロープを解いてえんやこら、まず荷物を下ろすのにひと苦労。



女史曰く、
「夜中に授乳する時にも使えるし、ホラ、ちょっと写真撮る時にも羽織ると華やかよ。」
との事で持たせてくれたのを開けたら、これだった...!!!

悪いから一度は袖を通せと、何故かあやたに言われる。




レトロ可愛い針箱に心温まる(ToT)


裁縫が苦手な私には宝の持ち腐れだけど、見るほどに可愛い刺繍基本縫型布とやら。





怖いよーー。



ガーーン。。

でも切れ味素晴らしく、意外にも色んな物を切るのに一番使えてる、重くてデッカい裁ちバサミ。



・・・・・・・。



明らかに脳卒中後のリハビリに使ったドリルのお下がりが、何故か回ってくる。
子供はこれから学習することだから、間違っちゃいない。



絵葉書。もっともっとあります。



物持ちが良いデースー。



ここにきてコーディネイトの提案。
割と派手。初夏の装いデースー。



これは使える!!



と思ったら、使用されていた。

Kayui。かゆい?



く、くさい.....。






何はともあれ お元気で何より、私もひと安心して年を越せた。
こんなに喜んでくれて、生きる活力にしてくれるなんて、嬉しくてこちらも励みになるし、泣けてくる。

また安否確認をして、子供達の誰かを連れ立って会いに行こう。

春になったら、お久しぶりの新寿湯にも足を運ぼうと思う。




.....追記.....
年末に会うと必ず、わこちゃんの誕生日ケーキを買ってあげなさいと、六花亭の可愛い手作り封筒をくれる女史。


用意して待っててくれたんだな...と、いつも一言目だけ断って二言目にはありがたく頂戴し、帰宅後、また、もしや、まさかね...
開けたらやっぱりこのレアなお札だった!!!


このお札、もはや中澤女史からしか流通してなそう。


レア物好きのあやたが宝物にしたいと言うので、千円札二枚と交換してあげました。