
根暗にも、下書きに保存したまま
成仏していなかった、犬も喰わない件。

悲しくなるほどくだらな過ぎるのに長いし、
もういい大人だしということで明言は避けようと思ったが、
なんだか忘れてもいけないような気がする~
蠍座の執念深さをもって、ここに記しておく。
あれは、毎年恒例の
新年こどもまつりでの出来事だ。

ホールプログラムにわこのバレエの出番があり、
サイの幼稚園のマブダチも、応援がてら来てくれた。
出番を終えて皆と落ち合い、
夫は、きっちゃんと、ふうしぇんを貰いに行った。
わことサイと私は、サイ友たちと一緒に
雪の滑り台を滑ったあと、氷のすべり台にも並ぶことにした。
並んでる間、友達の弟のじょんじょんに
しつこくイタズラして泣かせたサイを、わこが注意した。
そのうち、注意しても止めないどころか
ゲラゲラ喜んで繰り返す様子に腹を立てた姉は、弟をどついた。
どつかれた悪ノリ弟、運悪く水たまりに尻餅をつき、尻、濡れる。
あいにく着替えを持っておらず、尻が濡れたことで絶望。

泣きのスイッチが入り、やっときた順番はやむなく放棄した。
尻が濡れたことで、やり場の無い怒りの矛先は私へと向かい、
最終的には本気のタイマンを申し込んでくるが如く、躍りかかって来た。


そこへ、俺も雪山滑りたかった、ブツブツ、
とか何とか言いながら戻って来た夫。
その状況を見るなりサイを確保し、
私に向かって手で追っ払うような仕草を取った。
「あかりはサイから見えない所に離れろ。」
眉間にシワを寄せ、手の甲でシッシッと払いのけるその様
は、機転を利かせてるようでいてどこか威圧的で、
私が直接的に何かやらかしたわけでないはずが、
まるで、ドジを踏んだか悪事をはたらいたかのような
気分にまでさせる効果が、はたらいていた。
サングラスで目の色が見えないのも手伝って、
一言でいうと、感じが悪い。


雰囲気的に、ここで従わずに公衆の面前でご乱心めされては恥!と思い、
一旦離れるも、氷の滑り台に荷物を忘れたことに気がつき、
奴らから大回りするように荷物を取りに走り、また少し近付いたところで
オーバーリアクション気味にシッシされ、逃げるように中庭へ向かった。
はっきり言って、こういった不慮の事案は日々よく起こることで、
明けない夜はないように、気持ちが切り替われば元に戻るのだ。
いちいち事を荒らげては身が持たない。
中庭へと足を進めながら、なんとなく視線を感じて振り返ると、
何か言いたげに、尋常じゃなさそうな形相と早歩きで
サングラスがこっちへ向かってきた。

(ギャー!!何なの!?
もっと早く、さっさと遠くへ行けってか?
しつこいし、恥!!)
夫 「離れすぎなんだよ
」私 「!?どっち!?
近くで柱の陰からでも見てろってこと?
」夫 「そういう感じだよ
どこまで行くんだよ
」私 「!!!」
キレていた。
難解だった。


夫 「どうでもいいけどソーセージは座って食べさせろよ。
こっちの道路脇だよ!」事細かに指図するサングラスに従いながら、
サイの友達グループと一緒に行動する事は諦め、
人々の喧噪から離れた道路脇でうずくまりながら、
うずまきソーセージを食べさせた。
こちらも腑に落ちないのを堪えてるのに、
まだしつこく、ブツブツ言ってくるサングラスに対し、
私も、だんだん我慢出来なくなった。

もうどうだっていいわ。。
フッと何かが舞い降りた瞬間私は、
うずまき片手に立ち上がった。
人目もはばからず、とにかく、感じが悪いし、
難しいし面倒くさいんだ!!という主張が口をついて出た。
向こうも負けじと大声で返してくる。
さらに負けじと大声で返す。公開夫婦喧嘩

in こどもまつり。そのうち、
夫 「わかった俺が悪かった。ごめんなさい!!許して?
俺が悪かったからこれからまた普通にして!!」
私 「そんな謝りかたある???」
またもや腑に落ちないながらも、
きっちゃんがミニ消防車に乗りたがるので
列に並ぶ事にした。
並んでると、サングラスが雑煮と何かを持ってやってきた。
夫 「食べる?」
私 「ああ。ありがと。」
あからさまに罪滅ぼし的な雑煮を差し出されたが、
荷物を持ってて手が塞がっていた。
サングラスは消えていた。
しょうがないので、オロオロしながら
一旦その雑煮を、こぼさないようにゆっくりと足元に下ろした瞬間、
奇跡的な確率とタイミングで、知らない男の子が乗ったミニ消防車が
進路をそれ、ちょうど私の雑煮に真正面から突っ込んだ。
雑煮は半分になった。

思わず周りを確認した時、
後ろに並んでた家族連れのお母さんが、
目を丸くし、口に手を当て肩を震わせていた。
目が合ったけど、心が乱れてて

