今の世の中は、とても便利な時代になりました。子どもたちは幼い頃からスマートフォンに触れ、AIとともに生きる時代です。私自身も大人になってからスマホを持ち、気づけば依存していたこともありました。
メールやLINE、SNSなど、コミュニケーションの手段は増え続けています。子どもたちがどのようなツールを使い、どのようにつながり、人間関係を築いているのか、そのすべてを大人が理解することは難しい時代なのかもしれません。
最近では、悩みや相談をAIに聞いてもらう人も増えています。私自身も、その便利さに助けられることがあります。しかし一方で、「自分で考える時間」が少なくなっているのではないか、と感じることもあります。
私たちが子どもの頃は、人間関係を手探りで築いていました。友達とぶつかったり、時には仲間外れにされたり、嫌な思いをしたりすることもありました。でも、今振り返ると、その経験があったからこそ、人との関わり方を学び、困難を乗り越える力が育まれたのではないかと思います。
今の子どもたちは、コロナ禍の影響もあり、友達と直接ぶつかったり、言い争ったりする経験が少なかったかもしれません。しかし、人は思い通りにならないことを経験することで、相手の気持ちを考えたり、自分の思いを伝えたりする力を身につけていきます。
喧嘩をして仲直りすること。自分の気持ちを伝えること。理解してもらえない悔しさを知ること。そして、相手もまた自分とは違う考えを持つ存在だと知ること。そんな経験こそが、生きていく上で大切な学びになるのではないでしょうか。
人生には、思い通りにならないことがたくさんあります。困った時には、AIに相談し、知識や情報を得ることも大切です。でも、人間関係に正解はありません。最後に頼りになるのは、自分が経験し、感じ、考えてきた力なのだと思います。
人とのつながりがあると、人は困難を乗り越えやすくなります。反対に、人間関係で孤立すると、心が大きく傷ついてしまうこともあります。
だからこそ、子どもの頃の喧嘩や仲直り、距離を置く経験、自分の気持ちを相手に伝える経験は、とても大切な宝物なのだと思います。
便利な時代だからこそ、子どもたちには人と関わり、悩み、考え、乗り越える経験をたくさん重ねてほしい。そうした一つ一つの経験が、これからの人生を支える「困難を乗り越える力」になるのではないでしょうか。

こんなことを思い出した日でした。
現在、子育て真っ只中の方、無理せず、がんばってくださいね〜