私には霊感はない。
でも、それらしき体験をしたことがある。
小学５年生くらいだったと思う。
大晦日の夜、除夜の鐘をテレビで聞いてから、家族で神社にお参りする予定だった。
毎年行っているのに、その夜の私は猛烈な眠気に勝てなくて、お参りに行かずに1人で残って寝ることにした。
家族が車で出かけた後、なぜか眠気がなくなり、夜中に1人で家にいることが急に怖くなってきた
布団の中で横になり、一緒に行かなかったことを後悔しているうちに、急に金縛りにあった
初めての金縛りで、体がピクリとも動かないことが怖くてたまらなかった。
体は動かなかったが、目はどうやら開けられそう…
そっと目を開けると、なんと目の前に50cmくらいの大きさの、黒髪でおかっぱ頭の着物👘を着た日本人形が立っていた
私は怖くなり、慌ててぎゅっと目を閉じた
何、今の？
怖い怖い怖い怖い…
目を閉じていたら、隣の部屋でギシッギシッと床が軋む音がして、誰かが歩いているようだった
だから〜
怖いって
体がどうにも動かない私は、怖くて目を閉じたまま、いつのまにか眠っていた
そして、家族が帰ってきて目が覚めた。
あー怖い夢を見た…と思った。
次の日、昨夜は床が軋む音がしたな…と思い出し、隣の部屋を歩いてみたら、１箇所で昨夜と同じ軋む音がした
何度も踏んで確認する私
体重をかけないと音が出なかった
やっぱり誰かが歩いていたの…
冷や汗が出てとても怖かった
もう一つは、完全に夢の話
私は、中学の修学旅行で、土産物屋に並んでいたこけしに目が止まり、そのこけしを買った。
大きさは縦15cm ✖︎ 横10cmくらい。
雪だるまのようなコロンと丸いフォルムが可愛くて思わず買ってしまった。
お値段1500円。
小遣いは5000円だったから、少し大きな出費だった。
名前を付けて自分の部屋の棚に飾り、見るたびに頭を撫でて可愛がっていた
こけしを可愛がるって、ねぇ
2年くらい経ったある夜、
私はへんな夢を見た
こけしの右のほっぺから、透明な液体が勢いよく吹き出して止まらない夢
えーなんでぇー
翌朝、へんな夢を見たなと思って起きると、棚の上に置いてあったこけしが床に落ちていた
拾い上げて、驚いた
こけしの右のほっぺが5ミリほどへこんでいる
夢の中で、液体が吹き出した所と全く同じ所がへこんでいた
私は、「痛かった
ごめん、ごめん」と言いながら、へこんだ穴を撫でて棚に戻した。
こ、怖いよぅ
夢と現実の世界が繋がったような、なんだか不思議で怖い体験だった。
私に霊感はない
だから、私の霊的な話は、こんな夢だったかな〜というくらいの話しかない
でも、覚えている怖かったから
何十年経っても忘れられない話
でも昔、とある住職さんから聞いた話は、本当の話しで怖かった
お寺が、福祉施設を運営している所はよくある。
職場の研修で5、６名の先輩職員と一緒に、その福祉施設へ見学に行った時のこと。
その福祉施設の施設長は、お寺の住職さんが兼務していた。(これもよくあること)
その住職さんが見学の前に、話してくれたこと。それがちょっと怖かった
「少し前に、20年以上勤めていた男性職員が、出勤前に急に亡くなってしまったんですよ。
その男性職員はとても真面目で、よく働いてくれていました。
本人は、あまりに急に亡くなったので、自分が亡くなったことに気づいていないようなのです。
それで、毎朝出勤してくるんですよ。
亡くなって、もう半年くらい経っているのですが、今朝も出勤して来ました。
真面目でしたからねぇ…」
と、しんみりと話されていました。
えーーーーっ
どういうこと
施設見学の真面目な雰囲気の中で、みんな神妙な顔で聞いている。
どういうことなの
なんで誰も質問しないの
若かった私は、たまらず先輩にどういうことですか？とこっそり聞いた
そういうことだよ
と先輩は当然のように言った。
やっぱり…そういうことなのか…
そういうこともあるんだ…そうか…
そうなのか…
見える人には、はっきりと見えるという話。
それにしても亡くなったことに気づかないで、霊体になっても、真面目に出勤してくる方は偉いなぁ。
父は生きている時も働かなかったから、亡くなってもグータラしているか…気楽だな…
フォローといいね👍をありがとうございました。とても励みになりました❣️
以上で、私の四方山話は最終話になります。
毎日投稿をしようと自分に課して、なんとか続けてこられたのは読んでくださった皆様のおかげです❣️
また今度…と言いながら、話していないことはあったかしら…
フルタイムで働いていて、年度末の忙しさで、何度か挫けそうになりました
夫の実家もかなりいろいろありますし、周りを見ても皆さんいろいろとご苦労をされています。
世の中のご家族は、何もないということが珍しいくらい、本当にいろいろありますね。
幼い頃、ゴタゴタした家庭で育った私は、平凡な日々が一番幸せだと実感しています。
明日から、また平凡な日常に戻ることにしましょう。
最後まで、つたない文章を読んでいただきまして、本当にありがとうございました🙏