アヲヤマポチタのブログ

アヲヤマポチタのブログ

アヲヤマの日記的なブログ。ゲームの事とか映画の事とか日々の事を適当に。

突然ですが、小さい頃にトラウマとなった映像作品ってありますか?



自分はパッと思いつくところなら、アニメは「女神転生」「アキラ」、実写は「エイリアン」「犬神家の一族」でしょうか。

トラウマ映像作品ですが、幸運なことに自分はこれらが嫌いになることなく、むしろ後々好きに転じて今の趣味趣向を形成することとなっています。




そんな自分のトラウマ映像作品ですが、現在YouTubeで日本映画の金字塔とも言われる1976年版の「犬神家の一族」が2週間限定で公開中です。

監督は市川崑、主演は石坂浩二で、他、出演者の皆さんも自分が知ってる時よりも遥かにお若いです。まあ、自分が生まれるより以前の作品ですし、当然と言えば当然なんですが(笑)




犬神家の一族のストーリーをザッと言うと……、

大手製薬会社である犬神製薬会社を一代で築き上げた犬神佐兵衛が死んだことで起こる遺産相続にまつわる連続殺人事件と、それを追うことになる金田一耕助の物語、といったところです。



この「犬神家の一族」で1番キャラが立っているのはもちろんかの有名な、真っ白なゴムマスクを付けた佐清(スケキヨ)と言えると思います。

遺言が読み上げられる際の、佐兵衛の孫、佐武(スケタケ)、佐智(スケトモ)、佐清の3人が並んだシーンのスケキヨの、あの異様な雰囲気は小さい頃見て衝撃でした。

そして、親族一同に本当にスケキヨか疑われた時に母親である松子から「スケキヨ、頭巾を取っておやり!」と言われてゴムマスクを外すメリメリ感がまた恐怖を煽ったものです。


「犬神家の一族」と言えば、菊人形に生首とか、池から足が逆さで生えてるとか、衝撃シーンはありますが、やっぱり自分の中では3人並んだあの遺言公開の場面が印象的深いですね。



この市川崑版の「犬神家の一族」は後の犬神家の映像に大きな影響を与え、これ以降のスケキヨはゴムマスクとなったそうです。

自分は金田一耕助シリーズは他は全く見たことなくて、犬神家だけ色んなバージョンを見てるんですが、やっぱり1976年版のコレが好きでした。

スケキヨのゴムマスクもこの1976年版が1番美しいと思います(笑)



作品を作る監督によって解釈もそれぞれで、演じる役者で金田一もスケキヨも異なってきますから、興味のある方はぜひ「犬神家の一族」見てください。

大事なことなので、2度言いますが1976年版YouTubeで無料公開中です!(笑)



映画見た後、ガリガリ描いたスケキヨ。

あのゴムマスクに紋付き袴ってのが異様でまた良いです。好きなシーンです。