グッドライダーミーティング | イルカに乗った中年

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「ジャンプするイルカ」こと,ヤマハZeaLをメインにしたブログです.

さらなる運転技術を目指して,グッドライダーミーティングに参加してきました.

 

ジールに乗る前,RF400Rに乗っていた7,8年位前は都内に住んでいたので,ほぼ毎週末どこかしらでライディングスクールを開催していたので,暇があれば参加していました.とくに府中の試験場にはよく行きました.

 

ジールを手に入れてからはコロナの影響で開催しておらず,さらに埼玉に引っ越してしまったので,埼玉では東京ほど開催していません.年に数回です.感染症対策が少しずつ緩和されてきてようやく参加することができました.

 

今回参加したのはグッドライダーミーティング.参加条件として,バイクの防犯登録をしていることが他の講習会との違いです.

 

 

会場は鴻巣にある運転免許試験場.9:30から15:00まで,試験場のコースいっぱいを使って講習会が行われました.

 

練習課題は下記のとおり.

  • 制動(前ブレーキのみ,後ブレーキのみ,発進してすぐ,急制動,目標制動)
  • 千鳥足走行(クランク,パイロンスラローム)
  • 一本橋走行
  • 波状路走行
  • パイロンスラローム(通常,片手)
  • 8の字走行
  • パイロンスラロームと8の字の複合
  • 傾斜走行(200mくらいのコース)
各課題がコースいっぱいに設置されていて,順番に回って課題をこなします.各課題を時間で区切ることなく,エンドレスにできるのは初めてです.
 
講習のはじめに,事故で頭の次に損傷の多い胸部を守る胸部プロテクター(エアバッグ)の実演がありました.
また,現在取り締まりを強化している「歩行者妨害」と制動の関係の講義もありました.
 

どこの講習会もそうでしたが,制動,つまりブレーキ操作に重点を置いています.とても地味な課題ですが,1センチでも手前に止まることができれば事故になりません.逆に1センチでもオーバーしてしまえばぶつかってしまいます.

自分のバイク速度に対し,どのくらいの距離で止まれるのか,どれくらい握ったり踏んだりしたらロックするのか,路上では体験できない,経験したくない状況を学べます.

 

その制動の中で初めての課題がありました.発信してすぐに前ブレーキのみをかける課題です.交差点での二段階停止や路上に出るときに使います.一見何の変哲もない操作ですが,急に歩行者や自転車が飛び出した時には急ブレーキをかけることがあり,ハンドルが曲げた状態では最悪転倒します.とっても地味な課題ですが重要です.急ブレーキはとっさの操作のため,バランスを崩しがちです.とても良い課題でした.

 

感心して各課題を回っていましたが,まだ練習の成果はまだ現れませんでした.

 

立ちゴケしました.

 

一本橋→波状路からUターンしてパイロンスラロームに移動する途中,前がつまっていたので右にハンドルを切った状態で前ブレーキを強めに握ってしまい,バランスを崩してコケてしまいました.

 

コケてとっても恥ずかしかったのですが,そんなことよりもバイクの方が心配です.

 

ブレーキレバーは折れてないか?

バーエンドに傷は入っていないか?

ステップは曲がっていないか?

 

幸いミラーに傷が入ったのみでした.マフラー下部が少し当たりましたが,元々傷があったので問題なしです.バイクの下敷きになったおかげでほぼ無傷で済みました.ただ,足を挟まれたので,2,3日捻挫で痛かったですが.

 

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今回私は「超低速時のバランス」を課題として参加しました.

 

それまでは一本橋が渡れず,必ず右側に落ちていました.良く免許取れたなと自分でも思います.

 

千鳥足走行ではハンドルのフルロックができません.切っても一瞬のみで,バランスが取れずにすぐ戻してしまします.

 

ニーグリップも脚を開いてバランスを取ってしまいます.

 

脚を開いてしまうことを指導員に聞いてみたら,

「シートにどっかりと座ってるでしょ?おしりを少し浮かすと脚に力が入るから,脚が開くことはないよ.」

という指導を頂きました.

 

ニーグリップは,足を内股にすると膝が自然と内側に入り込むというアドバイスは毎回聞きますが,おしりを浮かす技術は初めて教えてもらいました.劇的に良くなることはありませんでしたが,意識をしていきたいと思います.

 

 

今回は約7,8年ぶりの講習会でした.以前ほど頻繁に参加することはできませんが,1回1回を大事に,これからも参加して運転技術を磨いていきたいと思います.