木枯らしのあとで。図書館の、いつもの席から見える景色。その中にある、一本の大きな木。今日の木枯らしで、すっかり葉っぱも散ったろう。ビュービューと木の葉を舞い上げて、容赦なく私のコートをひるがえす風の強さに、顔をしかめながら下を向いてトボトボと歩く私。枝だけが残った寂しい姿を想像しながら、ふと顔を上げたその先に、真っ白な花をいっぱいに咲かせて凛と立つ姿がありました。その姿が、とても凛としていて、感動してしまいました。どんなに強い風が吹いても、冷たくても、誰かを感動させてしまうくらいに、美しい姿で静かに立っていたいなと思いました。