「好き」という言葉に弱い。

君と付き合い始めたのも、君が僕にアタックしてくれたからだっけ。


どうでも良い子なら、気軽に遊べるんだろうけど、

僕のことを好きだと言ってくれている君に、当初、手を出す気は無かった。


大事な存在だとは思っていたけれど、付き合う気は無かった。

大事な存在だから、手を出しちゃいけないと思っていた。


でも、君の激しいアタックで、いつしか付き合うようになり、

いつしか、君に本気になっていた。


君と別れてから、他の人と、

唇を重ねて、

体を重ねて、

嘘を重ねて、

そうはしてみたものの、心ここにあらずの状態で。。。


そうしているうちに 僕のことを本気で「好き」だと言ってくれる人が現れた。

付き合う前の君を思い出す。

凄く僕に一生懸命になってくれて、その姿が眩しくて。


でも、僕の心はまだ君に縛られていて、

その人の気持ちに応えることはできなくて。


連絡を切ってしまった。ごめん。最低な男だね。

こうやって悲しい想いをさせるぐらいなら、最初から優しくしちゃいけなかったね。


前にオンナノコに言われた台詞を思い出す。

「誰にでも優しい優しさは、本当の優しさじゃないよ。」


君とはいつから連絡を取ってないっけ。

もう一ヶ月は経つよね。元気にしてるのかな?

メールをすれば、きっと返事は返してくれるだろう。

でも、そうはしない。


僕は歩き出さなくちゃいけないから。


でも、


捨てても捨てても部屋の片隅から出てくる君が買ったもの。

君と一緒に行った店から届くクーポンメール。

今でも駅で髪をくくってスーツを着た女の子の後ろ姿を見るとドキッとしてしまう自分。


何もかもが君を忘れるなと僕に言ってくるんだ。


ねぇ、どうすれば君を忘れられる?


君が別れ際に言ったセリフが頭の中でこだまする。

「次、誰かと付き合う時、B、きっと困るよ。

私程一生懸命してくれる女の子、いないと思うよ。」


ねぇ、どうすれば僕は幸せになれる?

ねぇ、どうすれば僕は新しい恋愛ができる?



嘘をつくのも、カッコをつけるのも、

好きでもないのに優しくするのも、

好きだって言ってくれる人を傷つけるのも、

どれももうしたくないんだ。。。