スタスタと部屋に向かい

キッチンや部屋の中を見て


「B、偉いね♪ちゃんと家事してるじゃん~」



そういえば君と付き合ってる時は頼りっきりだっけ。。。。



「うん、別れてからちゃんとしてるよ~」



そうして今まで付き合ってきた間、何度もそうしたように、
自然にベッドに腰掛ける



「あ~昨日彼女さん?きてたんだっけ。それで部屋綺麗なのかな?」

「彼女なんかそんなすぐ出来ませんから(苦笑)そんなモテへんし」


そういうと、またニパッと笑う君。



「そうなんだ~♪部屋ん中涼しい~生きかえる~」

「あ、ジュース飲む?」

「うん、お願い」


持って帰って貰おうと思っていたペットボトルを君に渡して、

僕は君の横に腰掛ける。

ペットボトルを飲んでいる横顔は、今までと何も変わらない可愛いままの君。

よくわからない感情が僕の胸をかき混ぜる。


「B、髪切ったん?」

その日僕は髪を切ってきた。

暑かったから切ろう、といいながらも、君に会うからだったのかもしれない。

「うん、暑かったからねーさっぱりしたよ」

「相変わらずBは可愛いねー、髪の毛、似合ってるよv」

そう言って僕の頭を撫でる君。

二つ上の君。

僕のことを子供扱いしながらも、僕に頼っていた君。

付き合ってた頃と変わらない仕草。二人の間。



会うまで悲しみや恨みに近い感情で、

固く冷たく凍っていた僕の心は、

いつの間にか…融解しはじめていた。




そうして、今日妹と行ってきた近所の祭りの話や、最近した転職先の仕事の話をしだす君。

僕は付き合ってた時みたいにウンウンと頷いて聞いている。


「で、Bは最近どうなの?元気してる?」

最近バイトを成果報酬にして貰って、まぁ普通のサラリーマンの手取り以上には稼げること。

昔からやりたかった夢への手続きをしたことなど。

君と別れてからこんなことがあって、こんな風に頑張ってるよ~って話をしたら、、、、




なぜか、急に君はポロポロと泣き始めた。



続く