漫画家の感動☆ | 名古屋英語でプレゼン教室「英語プレゼンのコツ」

漫画家の感動☆

はじめまして、りょうと申します。



このブログでは、「感動エピソード」を一つずつ紹介していきます。


何故なら、私の人生のミッションが“感動”だからです。



で、ある日、「感動をトレード出来ないかな」って考えたんです。


そして、路上で感動エピソードを教えて貰って、教えてくれた人には、

私が知っている他の人の感動エピソードを教えてあげる、


という事を思いつきました。



まず、友達から集めた30の感動エピソードを元に

一冊の小冊子、「感動本」を作成しました。



そして、路上で「感動トレード」を行います。場所は駅前です。



これは『感動エピソードを話してくれたら感動本を無料であげる』

というイベント。


このブログでは、感動エピソードを一つずつ紹介しつつ

感動トレードの様子も報告します♪



では、記念すべき初日の感動エピソードはこちらの方。



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Wさん(男性)


思えば漫画家を目指し始めた頃から何度も何度も

「自分が賞を取ってデビューした瞬間」というものを想像してきたな、、、


その時作者コメントになんて書こう、とか

担当ってどんな人なんだろう、とか


寝る前布団の中で色々と悶々としていたけど、次の瞬間いつも

「でも少なくとも今の俺じゃ絶対無理だな、、、」

と気持ちが萎えていた。


別に最初から諦めていた訳じゃないけど、「自分が漫画家になる」というのが

別の次元の事の様に感じていた。


世の中漫画家なんて腐るほどいるし雑誌編集者だって

単なる普通の人間だというのは良く分かっているけど、


俺には「その場所」が遥か高みにあるように思えてならなかった。



特に、22歳になり、専門学校を卒業して2年も経つのに

まだちゃんとした漫画を一作品も描けていなかったあの頃は、


「自分の足では絶対に「その場所」に行く事は出来ないのではないか」、


「いや、そもそも自分にとっての「その場所」なんて

 初めからなかったのではないのか」


と錯覚さえするようになっていた。



だから最初に投稿先の漫画雑誌の編集から電話がかかってきた時、

初めに感じたのが


「あ、本当にあったんだ、、「その場所」、、、、、」


という漠然とした思いだった。



例えるならば宝くじをいつも買っているのにいつもはずれてばかりの人が、

いつからか「買ってもどうせ当たらないんだろうな」と


心のどこかで思っていたのだが、ある日一等の一億円が当たった時に、

喜びよりも先に


「これ、本当に当たるんだな、、」


と思ってしまうのと同じような感じ。



まあ、漫画の投稿と宝くじを同じにしてしまうのはあれだし、

俺からしてみても今回の漫画は「最低でも佳作は絶対取ったる!!」


くらいの意気込みで描いたんだけど、それでもいざ賞を取ってみると

なんか実感が沸かないと言うか、


「ああ、「その場所」って以外とすぐ近くにあったんだな、、」


と、今現在では「その場所」にいる事が普通に思えてきてしまっている。



まあ、あくまでまだ足を一歩踏み入れただけであり

大事なのはこれからなんだけど。


とにかく「成せば成る、成さねば成らぬ、何事も」

この言葉を少し実感させられた気分だったよ。


「その場所」を遠ざけていたのはきっと他ならぬ俺自身だった。

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ではまた♪


りょう