平成27年10月1日から、公務員が加入する共済年金と会社員が加入する厚生年金が統合(一元化)されます。
年金一元化の主要項目は次の通りです。
1) 公務員及び私学教職員も厚生年金に加入し、2階部分の年金は厚生年金に統一
2) 共済年金と厚生年金の制度的な差異については、基本的に厚生年金に揃える
3) 共済年金の3階部分(職域部分)が廃止
4) 共済年金の保険料を引き上げ、厚生年金の保険料率(上限18.3%)に統一
5) 厚生年金事業の実施に当たっては、共済組合や私学事業団を活用
年金一元化により、社会保険同月得喪の場合の保険料の取扱い、在職老齢年金の取扱いなどにも影響が生じますので、経営者、人事労務担当者はチェックしておく必要があります。