DA18-55mmF3.5-5.6AL | たっつんの旅とカメラ。

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DA18-55mmF3.5-5.6AL。

デジタル一眼レフ用のキットレンズ。
とりあえず最初の一本目のレンズとすれば無難であるが、多くを要求すべきものでもない。

中古品を小一万で買った。

AFで遠景(約100m先のマンション)を撮影し、17インチモニタで画面サイズで表示して見る限りでは解像力的には問題ない。
ワイド端の18mmで周辺減光が目立つくらいか。
等倍に拡大すると18~28mmあたりまでAFが追い込まれてない。ジャスピンではない。
これはPENTAXのAFアルゴリズムの所作か。  
35mmあたりからテレ側は等倍でもピントに問題ない。

日を改め、MFで撮影。
45mmからテレ端でピントリングを行き来させるとファインダーの像が移動する。
ガタがでている。不良品だ。
PCのモニタでチェック。
ワイド側のピントもいい。テレ側も片ボケなど無く問題なし。
このガタは精神的によくないし、普通に考えて不良品であることは間違いない。

中古品のレンズは何回も買ったことはあるが、レンズ単体で判断することも多い。
特にズームレンズはボディにつけ、ファインダーをのぞきながらMFすることが必要だ。
今後そうしよう。
 
さて、MF撮影でほぼこのレンズの性能が出し切れていると思われる画像が得られたので画質の評価をする。
ただし、撮影は遠景のみである。

まず第一にあげるのは中央部の画質の変化の少なさだ。
どの焦点距離でも絞り開放からF11まで絞っても変わらない。
そんな画質の絶対値をいえばけして高いレベルではない。
わたしの所有する銀塩用のレンズと比べても下位の位置となる。
17インチモニタの画面サイズはほぼA4に相当し、そのレベルでは画質的な不満は感じないことは前述したとおりである。それは周辺部にいたるまで変わらない。

中央部と周辺部の画質の差は焦点距離によって異なる。
周辺部はF11まで絞ることで画質の向上が見られる。
F11まで絞っても回折現象による画質の低下は見られない。(遠景でのみ確認)
ただよく見ていくと、絞ることによって得られる画像の改善は同心方向が多く、放射方向に少ない。

A4以下のサイズで鑑賞するものを気軽に撮影する分には問題ない。
A4を越えるサイズで鑑賞し、画質面で神経質になるのならDA16-45mmなどに行った方がいいだろう。

とりあえず外観写真(K10Dに装着状態)を添付します。