久しぶりの投稿になってしまいました。
今日は、朝から関東地方をはじめとしてあちこちで雪が降っています。
私の住んでいるところでは初めてかな~?
しんしんと降る雪を見ていると何故だか久しぶりにブログを書いてみようという気になりました。(最近はもっぱら読むほうが中心になっていたので…)
昼過ぎ帰宅したら梅の花もたっぷり雪をかぶっていました
実はこの雪の降る今日、私は都内のとある病院で退院手続きをし、雪の降る東京を後にしてきました。
日本でもよく名の知られた、築地にあるあのがん専門病院です。
そこで早期の肺がん手術を受けてきました。
6日間の入院でした。
まさかのがん告知でしたが、幸い早期のもので進行も早くないので、部分を切除するだけの治療で根治を目指しましょうとの先生のお言葉に、この2月にやっと手術の段取りとなりました。10日後に外来で術後の診察を受け、そして1か月後に病理結果を聴きます。
皆様にお伝えしようかどうか迷いましたが、今では2人に1人ががんに罹患する時代と当たり前のように口にされています。
早期発見、早期治療。そしておかしいと思ったらためらわず検査を受ける。(CT、エコーなど)それがわが身を守る最大の武器かと思います。
そんなきっかけにでもして頂けたらと、投稿してもいいかなという気になりました。
おかしいと思いながらそのままにして大事に至るケースをたくさんのブログで拝見しました。検査もしないでしばらく様子を観ましょうで手遅れになったケースも幾つもありました。そうならないためにも、可笑しいと思ったら自分の納得いくようにしっかり検査をすることが大事と思いました。手遅れになる前に!!
がんセンター、若い方もとても多いのです!
そんな気持ちをもって今日の記事書くことに致しました。
わかったきっかけは、昨年かかりつけの病院で消化器系の検査を色々受けていた時。
肺のCT 画像に何やら怪しい影があるとのことで呼吸器科の先生から即刻、がん専門病院を受診しなさいと半ば強引に勧められたことでした。
その場で紹介状を持たされ、心の準備もできないまま、10日後にやっと予約を取って受診しました。(この間の心の動揺はさすがに大きく、限られた命の期限というものに初めて直面しました)
当初はどの先生も多分肺炎の後遺症でしょう、でもちょっと気になる、の見方が強かったのですが、半年たっても影が消えないので生検をすることになり、結果、悪性のものとの診断が下りました。
そんな経緯だったせいか、私も多分違うだろうぐらいの軽い気持ちで日々を過ごしていましたが、さすがに生検をやると決まったときはやはりショックは否めませんでした。
でも、診断が下ったときは覚悟ができていたせいかそれほど大きな動揺もなく、現実を受け入れる気持ちにはなっていました。
手術そのものは麻酔がきいていますから、気が付いたら回復室で休んでいたという状態で、その後しばらくは痛くもなんともなかったのですが、さすがに夜からは痛みに苦しめられました。鎮痛剤等の処置はあるものの上手くタイミングが合わないせいか、私の場合結構痛みに悩まされました。
翌日も似たような状態が少し続き、術後2日目でやっと苦しみから解放されました。
ただこの痛みは何週間とか1ヵ月とか続くようで、カロナール(ロキソニンの間違いでした<(_ _)>)を処方されてきました。1日3回主に食後に服用します。(ちょっと無理な力が加わったりすると痛むのです)
でも入院生活は楽しかったですよ。
食事はどちらかと言えば地味ですが(私の場合、血糖値の管理が入っていたので余計に)、やはりお味は薄くてうまみのきいた味付けが私には美味しく感じられました。こういう味がいいという意見も割と多いように思うのですが、病院の食事はまずいという評判もずっと聞いてきたので人それぞれかなと思うことにしています。
👇たまにお粥にもしてもらいました
一度御飯が少し硬いかなと思ったことがあったので
看護師さんの気遣いや心配りに改めて目を見開かせられました。
医療にはなくてはならない心の癒しだと思いました。
看護師さんはやはり天使であって欲しいそんなことを思いました。
そんな入院生活でしたがフロアにある患者用休憩ルーム(食堂という名前になっていますが)とても眺めがよくて度々出没しては夜景を眺めたり朝焼けにうっとりしたり、ちょっと書きものをしたりリラックスタイムを過ごさせてもらいました。
私は血糖値管理のため飲食はできませんでしたが、ちょっとした軽食などは自分で持ち込んで食べたりできるので過ごしやすそうでした。
いい眺めでしょう? 見えるのは隅田川?
朝焼け 綺麗でした~
👇中央遠くに微かに見えるのがレインボーブリッジ
手前の空き地のようなところは旧築地市場?
いつもと違う雪の日に心もちょっとどこかセンシティブになってしまったか、バッハなどに耳を傾けてみたく、アンドラーシュ・シフでイギリス組曲とかフランス組曲を久しぶりの我が家で聴きました。
殆ど素人のような耳で聴いても、なんて心に滲みる曲、演奏なんだろうと思わずにはいられないバッハ、そしてシフさんの演奏。本当に素晴らしいです。
大好きな雪を眺めながらこんな素晴らしい音楽が聴けるなんて、とても贅沢な時間を過ごせた気がします。
特にフランス組曲はいいですね……私の心に寄り添ってくれます。
退院の日にこんな時間が持てるなんて幸せ!!
神様のプレゼントと思うことにします。(もうじき誕生日も近いので😊)
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最後になってしまいましたが発表会の方、手術の方はそれほど影響もないかと思っているのですが、明日明後日位で予定が見極められるかなと思っています。
参加する方向で!
明日辺りから体の様子を見ながらそろそろと練習を始めようかと…(無理のないように)
参加の折には是非ご報告を…と🙇
(そう言えば、発表会で使用するピアノもアンドラーシュ・シフさんのピアノと同じベーゼンドルファー280VCだとか😊わーい!)
手術は大変上手くいっており、経過も大変順調ということでこんな風にリラックスしております。見た目も通常と全く変わりなくですので、皆様どうぞご心配下さいませんよう<m(_ _)m>💕