娘が、結婚したくなった相手の男を決めてから、次に実家に連れてきて、初めて父親に会わせるために一緒に来るのだ。
そして
あとで、父親は 娘に、もっと変なやつを連れてこいと、言い放った。
なぜなら

中途半端に変なやつばかりをいつも連れてくるので
ついに
そんなアホでも言わなさそうな 注文をしたのだ。

だが変なやつは
本当に変なやつだからこそ、
誰も見つけることはできないのだ。
娘は反論できない所詮無理な頼みだった。

変なやつはそのようなやり取りを空耳のように 遠くで聞こえながらも、変なやつなりに
表情は歩くそ笑んでいる