オストゥ ワイン会 | アワタリア イタリア的飲み食い日記

オストゥ ワイン会

$アワタリア イタリア的飲み食い日記

土曜日、代々木公園の名店オストゥにてワイン会してきました!
$アワタリア イタリア的飲み食い日記

宮根シェフはバローロのボルゴ アンティコに6年いた本格派、料理は丁寧な仕事がされています。

ピエモンテ料理をココまで日本で表現出来る人は中々いません!

$アワタリア イタリア的飲み食い日記
Cipolla Ripiena con Potage d’asparagi bianchi al Profumo di tartufo Nero
ホワイトアスパラガスのポタージュを詰めた玉ねぎのオーブン焼き 黒トリュフの香り


ピエモンテにチポッラ リピエーナというメニューがありますがそれを出始めのホワイトアスパラポタージュを入れてアレンジしてくれました。

ホワイトアスパラにはソーヴィニオン ブランを合わせる手もあるのですが
あえて、土の香り、長い冬を耐えた生命の息吹みたいな物をワインと表現したかったので
$アワタリア イタリア的飲み食い日記
Tocai Friulano Borc Sandrigo’06 Denis Montanar
トカイ フリウラーノ ボルク サンドリゴ'06 デニス モンタナル

フリウリ自然派ワイン生産者の中でも異才を放つ。
20年以上化学肥料や除草剤を使っていない。
畑は雑草も抜かない。
セメントタンクのみで熟成された味わいは
しっかりとした大地の力を感じつつ、
質の良いミネラルがバランスを整える。

本当に良い造り手ですね。


メインは思い切って

$アワタリア イタリア的飲み食い日記
Sanguinaccio al Mostarda di Mele
サングイナッチヨ 紅玉林檎のモスタルダ添え


ピエモンテ版ブーダンノワール(豚の血入りソーセージ)です。
かなり強烈なので勇気のいるメニューでしたがさすがバランスよく
仕上げてありました。

丁度今くらいの季節、イタリアではカーニヴァルで盛り上がります。
〈特にヴェネツィアが有名ですね。)
カーニヴァルとは春の復活祭の46日前から始まる四旬節(灰の水曜日から復活祭の前日)の期間
カトリックでは肉を食べることが禁止されていたため、その前のマルテディ グラッソ(肥沃な火曜日)に肉をいっぱい食べて、お祭り騒ぎしたというエピソードがあります。

そのときの定番メニューだったのですね。

今では豚の血の流通がイタリアでは禁止されたため少なくなっているそうです。

ナポリやパレルモあたりではチョコレートベースのドルチェ版サングイナッチョが有名ですね。

その料理にどんなワインを合わせたかはこちらをご覧になって下さい。

寒い中きていただいた皆様有難うございました!

皆さんも是非オストゥに行ってみてください。

カルネクルーダとラヴィオリーニを忘れずに!