鯛という名のマンボウ、アナゴという名のウミヘビ | アワタリア イタリア的飲み食い日記

鯛という名のマンボウ、アナゴという名のウミヘビ

という本を先日読みました。
$アワタリア イタリア的飲み食い日記
タイトルの通り、食品偽装の最前線暴露本であります。

数ある食品偽装関連の本の中で出色の出来栄えです。

作者は週間文春の記者の方ですが食品業界のトップシークレット
を情け容赦なくバラしまくっています。

回転すしやのほとんどがアナゴといいつつ
ウミヘビの一種を出していたり。

賞味期限切れのコンビニ弁当を豚に与え続けたら
ほとんどが奇形の仔豚が生まれたとか。

アメリカで大量生産されている遺伝子組み換えトウモロコシ
は日本の家畜のえさになっていて、食べた人の性殖能力の減退に
関係しているとか。

もうヘタなホラー映画より怖い内容です。

回転寿司や色が良すぎる魚、肉、形が整いすぎている野菜はかなりあやしいと思っていましたがかなり衝撃的でした。

大量生産の裏側はこんなことが起きている。

安さと色、形を求める我々にも責任があると。

食に関係している仕事をしている僕達がまず真剣に向き合わなくては
いけないテーマだと感じました。

おすすめですので是非、読んでみてください。