「どんな食事をしたらいいですか?」

 
 
体に起こる様々な症状の相談で鍼灸院にお越しになられる方がいらっしゃいますが、体の症状を改善していくために鍼灸の施術と同時に養生法(ようじょうほう)も大事になってきます。
 
 
 
養生法は症状の改善と同時に、良くなった体を再び悪くしないためにも必要になります。特に食事の養生については毎日できることなので、かなり重要です。
 
 
 
鍼灸の施術をしていても食事でケアができている人とできていない人では症状の改善はかなり違いが出ます。この理由には食事でできる水滞や瘀血が影響しているためだと考えられます。
 
 
 
甘いものや冷たいものを食べすぎると、五臓の脾胃の働きが落ちてしまうため体に水が溜まりやすくなり水滞を起こしやすくなります。症状としてはむくみや冷え症などが起きやすくなります。
 
 
 
他には脂っこいものや塩辛いものを常食すると、血熱から瘀血に移行しやすくなり、体に過剰に熱が停滞することになります。症状としてはニキビや肌荒れ、便秘などが起きやすくなります。
 
 
 
体の冷えてる人、熱っぽい人で食養生は異なりますので、健康にいいもの=自分に良いものとは限りません。自分に合った食養生を選択することにしましょう。