季節の変わり目に体調を崩される方で鍼灸院を利用されている方は多いと思いますが、そもそも季節の変わり目に体調を崩しやすい理由は何でしょうか?現代医学では寒暖差や環境の変化によるストレスなどによって自律神経のバランスが乱れるからという風に考えられています。
東洋医学ではストレスで影響を受けるということを要因によって分類はしていますが、そもそもストレスによって耐えられる人と耐えられない人の違いに注目しています。
例えば季節の変化について東洋医学では、四時(しじ)と四季(しき)という分類をしています。
現代では春夏秋冬を四季としていますが、もともと東洋医学では、春夏秋冬のことは四時といいます。いっぽう四季はなにかというと、それぞれの季節の移り変わりの期間のことをいいます。この期間のことを土用(どよう)といい、今でも名残があるのが、「夏の土用」、別名「丑の日(うしのひ)」といわれるものです。
つまり昔の季節の考え方は、春→春の土用→夏→夏の土用→秋→秋の土用→冬→冬の土用 という変化をしています。季節の変わり目にいつも体調を崩すという人は、この土用の時期に、体が対応できていない人になります。
この土用の時期には、体の中で脾(ひ)というシステムがよく働く時期です。脾というのは主に胃腸の働きに関係があるシステムで、心身を養うエネルギーの生産を主っています。もともと体質的に胃腸の働きが弱い人や食が細い人などは、脾の働きが落ちやすくなるため、この土用の時期に体調が不安定になります。
季節の変わり目に体調が不安定になる人は、この脾を普段から養うようにしましょう。特に脾を弱らせるのは、過度に甘いものや冷たいもの、生ものの過食などがあります。食事の影響が大きいので、内容を調整しながら過ごすようにしてみてください。
その他鍼灸や漢方薬で脾の働きを手伝っていくこともできますので、季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、専門家にご相談することも良いと思います。
