昨日は葛城山を登ってきました。
正式には大和葛城山と呼ぶようです。
これまでの人生を振り返ると、実は登山らしきことを行ったことが
ないことに気付きました。高校生の時の耐寒登山くらいです。
葛城山へ登るコースは、4つのコース。
奈良県側からは、くじらの滝コース、北尾根コース。
大阪側からは、天狗谷道コース、弘川寺コース。
今回は、一番簡単そうなくじらの滝コースを選びました。
このコースはつい最近まで昨年の台風21号の影響で通行止めと
なっていたコースです。一部迂回となり、このゴールデンウィーク
直前に復活となったコースです。
私達は滝ももう一つの目的だったので復活でとても助かりました。
でも後で思うに私達にはこのコースしか選択肢はなかったと思います。
そういう意味でもラッキーだったと思います。
このコースでは、初期の方でくじらの滝に出会います。
その前は白い海砂ような感じでちょっと不思議でした。
この櫛羅(くじら)の滝は、命名弘法大師さまで
この滝では修験道の開祖、役小角が修行したと言われています。
私達はこの滝の前ですっかり珈琲+おやつタイムです。
歩き始めてまだ10分程です。
通りがかりの人は呆れていたのではないでしょうか?
その後、どんな運命になるのか?
この時にはまだ微塵も感じていませんでした。
川べりはごろっとした石もあり、
こういう時にこそ先日の八卦掌の歩法(⻊尚泥歩)
これはぬかるみを試しながら歩くという歩き方ですが、
今回は軸足からすぐに体重移動しないで、
軸足にのったまま、次出す足は小石でごろっと転ばない
ように探りながら歩くという風に使えます。
ここを出発したら、ずっと階段です。
階段の一段一段が高いので、脚を持ち上げる力が必要です。
これも蹬脚の要領を使えばいいのですが、
実際は重い身体も持ち上げないといけないのでかなり疲労度が
増しました。
それと呼吸がすぐに息があがるのです。
一緒に行った人は私より一回り以上、年上なのにあまり
はぁはぁと言いません。
これは後で調べたのですが、肺活量の違いのようです。
私は極端に肺活量が低いからです。
初心者の私たちにとっては目印も少なくて登っても登っても階段。
あとで思うに、このコースは一番短い距離で標高959m登るのだから
斜度がきつくなるのでしょう。
途中、山崩れしているようなヶ所。
そんな私達もようやく9合目の目印。
水源が見えてようやく終わりがみえてほっとしました。
コースの終わりでは脚がボロボロでした。
一つには有痛性外脛骨の影響があります。
できるだけ右脚で上がるようにしたのですが、
右脚にもトラブルがあるため力を入れれないです。
私の脚では山登りはちょっと楽しめないかなとちょっと
がっかりした瞬間でした。
頂上付近には『白樺食堂』と『葛城高原ロッジ』がお食事処として
あります。今回、私たちは『葛城高原ロッジ』にお世話になりました。
鴨丼にしました。
鴨は生姜焼きのような味付けを施しており、
歯ごたえのあるお味でした。
お吸い物にはこだわり卵のメレンゲがのせており、
冷めにくいようになっておりました。
食後はコーヒーでゆっくりと過ごしました。
それから山頂へ向かいました。
風がきつくてうまく写真が撮れなかったので写真はなしです。
山初心者の私は気候に対して見誤っていました。
かなり寒かったです。3月下旬くらいの気候です。
可愛いお猿のわかなちゃんのショーを楽しんでから
つつじを眺めに行きました。
今年は早いそうですが、まだ5~6分咲でした。
下りるのはロープウェイと決めていました。
ロープウェイは混んでいて30~40分ほど並びました。
ロープウェイから下りる時の風景をみて結構
急だったためこの山を登ったのかと思うと
感慨深いものがありました。
達成感だけは気持ちいいですね。
今年のゴールデンウィークは、八卦掌といい、登山といい、
初めてのことに色々トライしました。
とても意義深いゴールデンウィークとなりました。