ソチ五輪、女子フィギアスケートのSPは
こちらの時間チェックミスで見逃しました。
明けた朝のニュースは真央ちゃん、16位。

こんなに悪けりゃ、
FSは絶対に見なくちゃと思い、
仮眠をとって女子フィギアの第1グループから、
結局最後までLIVE放送で見ることができました。
私としては第2グループの真央ちゃんが見れただけで
充分だったのですが・・・。

思った通り、彼女はあの最悪の状態から、
この大舞台でフィギア女子史上で浅田真央選手以外
まだ誰も成功させたことのないトリプルアクセルを含む
全ての3回転ジャンプをとり入れた演技を転ぶことなく
成功させたのです。
これが外国選手であったとしても私はエールを送ることが
できます。

と同時に、
最近の報道の偏向で忘れかけていた
この言葉を思い出します。

近代五輪の生みの親といわれる、
ピエール・ド・クーベルタン(1863年1月1日-1937年9月2日)は、
こう語っている。

「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、
 参加することである。
 人生で大切なことは、成功することではなく、
 努力することである」


ニュースから引用。


中国版ツイッターにも沢山のコメントが寄せられたようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000026-rcdc-cn

「演技を終えて涙を流したMao!この瞬間、テレビの前のどれだけ多くの人が喜び、感動し、あなたと一緒に涙したことか。素晴らしい演技と感動をありがとう!」
「素晴らしい演技だった。外国人選手の試合で初めて泣いた。諦めなかったトリプルアクセル。失敗しかり、成功しかり。あなたはキム・ヨナより素晴らしい、本当に」
「真のスポーツ精神とは金メダルをいくつ獲得したかではなく、自分を乗り越えて、自分に勝てたかどうか。浅田真央の完璧な幕引きは金メダルよりも確かなものだ」
「王者が優勝するとは限らない」

「フィギュアはよくわからないんだけど、なんだかとても感動して、書き込んでいます」
「日本人の浅田真央へのプレッシャーはとてつもない。彼女はまたいい子だから、その期待や圧力をすべて受け止めてしまう。かわいそうだ。でもよくやったと思う」
「技術も演技も完璧だった。滑走順が前すぎたことが悔やまれる」

「雪辱を果たした!」
「あなたをずっと応援してきた者にとって、ずっと見たかった完璧な試合」
「4年前、私は泣かなかった。今回は本当に泣いた」
「息もできないほど素晴らしいパフォーマンスだった。本当にありがとう。今後どんな道を進むにしても、平坦で幸せなものでありますように」
「なめらかなスケーティング。これまでとは違った感覚がした。この瞬間に真に成熟したかのよう。大好きです」
「キム・ヨナは早熟すぎた。商業化は彼女の将来には有利かもしれないけど。キム・ヨナの今日のフリーはまとまっていて彼女に合っていたけど、純粋な夢追い人ではない。これこそが私たちが真央を愛し尊敬している理由」
「他の選手は審判を征服し、Maoは観客を征服した!」(翻訳・編集/TH)


世界中にはスポーツを政治利用している国のお偉方も
たくさんおられると思います。
よく耳にするのは勝ち負けをつける世界が嫌いだとか
ナショナリズムを煽っているとかそういう言葉をよく聞きます。
しかし、私はスポーツには国境を超える力を潜在的に
まだ持っていると信じています。
そうして、その感動は市井の民にも充分響くものだと思って
います。

今回の真央ちゃんの演技には、
ちょうどそう思っていた私の心にぴったりの出来事だったので、
改めて心よりありがとうと言いたいです。

これで少しでも中国との距離感が縮まればいいのですが・・・。