昨日の練習は套路練習入る前に気功のような練習をしてから、
套路練習へと入りました。
これを行うとリラックス効果があって、不要な力が抜けるような
気がします。

 そして皆で24式全套。海底針はやはりお尻が出ていました。
実は下ろすときではなく、上がった時にお尻が出ていると言われて
いたようです。お尻を残さないできちんと頭を上げれば直ります。
つまりは中途半端なところで止まっていたようです。

 二人一組になって弓歩で勁を感じる練習です。
先生は相手の力を感じたら、股関節を開にして、足裏を前後にして
力を送ってくださいと説明したら、これがいけなかったようで・・・
相手の方、股関節の開はがり又にして腰を少し落とすことが開だと
勘違いして、一向に勁が発せられない。教えようと思うにも、中々
伝わらない。先生にお助けをもらいました。
こういうところが太極拳の難しさです。

 その後、皆は総合の練習に入っていきましたが、私だけ乙先生を
またあてがってもらって、三段用の練習です。起勢~野馬分鬣を経て
収脚までしました。坐る意識が少し甘かったのと胸の緩みの意識も
なかったように思えます。最後にW老師のチェックを経て、一応〇を
頂きました。たぶん、また日を開けるとできなくなると思います。
でも、今日1日の収穫はかなり重要な事です。

 というのは、正しいを体感するという事は、その感覚を覚えれば
いつか再現できるという事です。最近、ちょっと交通整理させて
もらったというのはこういうところにあります。4月から自主練という
形で甲先生にも教えてもらっていました。しかし、この半年、
どんなにやっても 「いや、違う」 としか言いません。いや、自分の
やり方も説明してくれますよ。でも言われた通りやってもやっぱり 
「いや、違う」 で終わります。とうとう半年かかってもできたと言われた
ことはなかったです。それで、自分の中で混乱ばかり起こすことになる
ので、その自主練からは距離を置くことにしました。

 しかし、W老師と乙先生の教え方は、必ずその日のうちに正しい
方法の体感はさせてくれます。それを持続できるかどうかは自分自身
の問題です。でも体感があれば、私にもできるという目標ができます。
そこが違いです。

 そうして、もう一つ感じたのが、乙先生の教えとW老師の教えが
一つであるという事です。乙先生に教わった通りを最後にW老師
に見て頂いた時、「はい、大丈夫です」 と言ったことです。
W老師と乙先生の視点にはずれがないという事です。

 以前にも書いたように私はW老師に師事しているのだから、
やはりいまここで学んでいるかぎりはW老師の方向性でいこうと
思っています。なので、今の段階ではちょっと啄んできたものを
コラージュしていくという気はないからです。この間の交通整理は
少しうまくいっているような気がします。


本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

*こちらはあくまでも練習過程にある者の主観でありますので、
 決して正しいものとは限りません。
 その点についてはご了承をお願い致します。