ON×SOUL「イノチボンバイエ」感想⑧;We Will Rock You から、威風堂々 | 元玉拾い(もと、たまひろい)のスポーツとか草花とか

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(写真は、男前な花奈澪さん。元宝塚花組娘役だけど)

 

浅野温子×劇団男魂(メンソウル)

TEAM ON×SOUL 1st

「イノチボンバイエ」 中野ザ・ポケット

 

四条(剛州)は、借金をかかえた、フリーのジャーナリストで、産地偽装バレて、病院に逃げ込んだ、深水亜紀子(浅野温子)社長を追って、この病院に患者として、もぐりこんでいたんです。ここでの会話は、ボイスレコーダーに、しっかり、録音

 

これ、週刊誌に持ち込むか、おたくの会社に買い取ってもらうか考えていたんですけどね。どうも、おたくの会社は買ってくれそうもないんだなぁ。

 

部下の、川本さん、気を付けた方がいいですよ。意外とやり手だからなぁ。

 

 

そぉんな、ことあるわけないじゃない。

 

 

どうですかね、実際、川本さんと連絡、取れてないんでしょう?

 

 

 

ここで、「イノチボンバイエ」唯一の(この幕の前後にあるので、回数としては2回になります)暗転。

 

ここまで、転換は、「役者がいったん、役を離れて、スタッフとして椅子などの小道具を運んでます」的なことがなくて、転換も、常に芝居の流れを遮断しないので、観ていて、集中力が途切れません。

 

そして、幻想的なクライマックスシーンの前後だけに暗転を使うことで、

このシーンの特別感が増していました。

 

 

暗転の中、歓声が聞えてくると・・

 

 

緒方さん(杉本凌士)、山崎さん(中村尚輝)が暴走し、看護師の本田(上村剛史)と大島(町屋友康)を後ろ手に縛り上げて、この病院を「乗っ取ろう」とします

 

緒方さんの手には、凶器のはさみが

 

 

山崎の強烈なまわし蹴りが、看護師ふたりの頭上を襲いました

 

 

 

「あるがまま」になった、患者たち

 

 

いつも、黒いジャージにパンクロックのような黒いTシャツだったミキ(花奈澪)は、

真っ白で、フリフリの衣装を着て、ベンチシートに立つと

 

アイドル歌手のように「ねぇ、みんなミキのこと、好きぃ?」

 

 

こちらも、デニムのベストと短パンにバンダナを巻いて、すっかり印象が変わった佐古っち(横山貴之)や

 

クロマニヨン赤星(鶴忠博)が、ミキに歓声を上げてます「好きぃ!」

 

 

ミキの隣には、清楚なブラウスとスカートから、真っ赤なミニのワンピに着替えた真理子(みはと)が、ホストクラブでこうしてはしゃいでいたのかな?っていうはじけっぷり

 

変わらず、無表情でぼそぼそと歩いてる小幡っちゃん(山田諭)を見つけると

 

「ノリ、わりぃんだよ!」と後ろからけり倒す、真理子

 

 

カオスと化した、談話室

 

 

院長先生(及川いぞう)がやってきて、必死に

 

 

みんな、やめるんだ!緒方さんは医者じゃないんだ!患者なの!

キミたちのことを本気で治そうとしているのは、この私だ!

こんなことしたら、警察の世話になって、本当に出られなくなるぞ!

 

 

亜紀子が、ついに大きな声で

 

やめなさい、忠!!

 

あああぁぁああ~

 

 

忠(緒方さん)からはさみを取り上げ、縛られている、看護師の本田と大島を解こうと

 

 

この、非現実的で幻想的なシーンをさらに異次元のものにしたのは

 

 

 

フレディー・マーキュリーな不破(仲田育史)

 

 

着てるものが、いつも以上に、フレディー・マーキュリーで

 

 

肩にラジカセを担いで、上手からゆっくり歩いて登場

 

ラジカセから流れている曲は・・・

 

ズズ・チャ ズズ・チャ ズズ・チャ ズズ・チャ

 

QUEEN  ♪We Will Rock You の前奏

 

 

 

 

 

一瞬鎮まる、面々

 

不破はそのまま、ベンチシートに登ると、いったん音楽を停止して、ラジカセを持ってない方の手を高く掲げ、

 

 

再び、再生ボタンを押すと・・・

 

 

壮大なメロディーが

 

下のyoutube、5分15秒~

 

これ、どうしてもタイトルが分からなくて、終演後になみおちゃんに聞けばよかったんだけど。

とりあえず、Googleで「タータタータタータ」で検索してみたら、けっこう、yahoo!知恵袋で、同じことしてる人がいて。でも、この曲はなくて

 

クラシックなら、秋山璃帆ちゃんに教えてもらおうと思い、ライブがすぐにはなかったので、

SNSで質問することに。

 

壮大なな感じ、4拍子。

ターータタータ

ターーターー

ターータタータ

ターーーー

 

モールス信号みたいですが💦、さすが、秋山璃帆、一発で「威風堂々ですかね?」

 

 

そうだぁ!正解!

ありがとう、璃帆ちゃん٩(ˊᗜˋ*)و✨✨

 

大音量で「威風堂々」が流れると、清原くん(清田悠聖)が「この曲、やめてぇ!!!」

演奏会で音が出なくなってしまったの、この曲だったのかな?

 

 

亜紀子が紐をほどいたので、看護師の本田と大島は、気が抜けたようになった緒方さんを両側からふたりがかりで捕まえて、保護室(舞台の中央、奥)へと連れて行きます

 

が、威風堂々のメロディーの盛り上がりに合わせるように、

緒方さんの勢いが復活して、ふたりを振り解き、戻ってきました

 

 

この次のシーンは、唯一、アンケートで、

 

良くないと思います

 

 

と書きました。

 

看護師は、ふたりして緒方さんを殴りつけ、倒れたところを、更に何度も蹴りを入れてました。

 

この後の終盤のシーンで、亜紀子が勝手に「ハゲの院長、ヤブ医者」と勘違いしていただけで、本当は患者想いの良い先生だと分かります。良い先生が院長の病院であれば、たとえ、患者が暴れたとしても、暴力で押さえつけることはしないと思うんです。

 

もちろん、これは、フィクション。お芝居なので、分かりやすい演出にしたのだとは思いますが、殴る蹴るはせずに、暴れる緒方さんをなんとかふたりが保護室へと連れて行く、というようにした方がいいんじゃないかなって思いました。

 

 

こうして、緒方さんが談話室から連れ出されると一緒に、暗転

 

このクライマックスシーンは終わります

 

 

続く