(写真は、1シーン以外、一切こんなお茶目な表情をみせない花奈澪さん)
TEAM ON×SOUL 1st
「イノチボンバイエ」 中野ザ・ポケット
いくつか、どこの場面で出てきたのか、記憶があいまいなシーンを、まずはまとめて
書きます。
亜紀子(浅野温子)が、清原くん(清田悠聖)に向かって言ったんだっけなぁ。
緒方先生(杉本凌士)、いい先生だよね。
あたしの主治医、ハゲの院長でさぁ。
さらに「こんな病院、(緒方先生が)乗っとっちゃえばいいのに」
この言葉が、後から、危険な事態を招くことになるとは・・
亜紀子は、ハゲの院長とはそりが合わないんだけど、緒方先生とは、よく話をします。
ここにいる患者は、ずっと退院できないんですよ。
どうしてですか?
家族が許可を出さない限り、退院できないです。病院は責任をとりたくないんでしょう。
引き取りを拒否している家族もいますし。
夜。エリカさん(信川清順)が、キャベツを赤ん坊のように抱きながら
「よーし、よーし。
よーし、よーし。」
あやすように、歩いてました。
キャベツも、食べてた
これまでに、どんな病気で、どうして発症したか、いろんな形で明らかになってきました。
佐古っち(横山貴之)は、草薙さん(坪内守)が亜紀子に紹介する形で、脅迫神経症、原因は明かされず、
清原くんは、草薙さんが亜紀子に紹介と、カウンセリングで、パニック障害、原因は父からの暴力・暴言による過度のストレス、
後藤(新晟聡)は、グループカウンセリングでの告白と、幻覚・幻聴で、ホストクラブで飲みまくるしか給料をもらう手立てがなくて、アルコール依存症に、
真理子さん(みはと)は、草薙が高梨先生(及川いぞう)に話してたのと、幻覚・幻聴で、ホストにハマり、薬物にも手を染めた挙句、借金を抱えて風俗で働くも借金は減らず、ホストから追い込まれることで、自傷行為に、
エリカさんは、自分の子供を亡くしたショックから、子供の人格が出てしまうということが、緒方先生が亜紀子に教えていたのと、「キャベツ」をあやす姿で分かり、
クロマニヨン赤星(鶴忠博)は、亜紀子が川本(谷川昭一朗)に教える形で、元ボクサーと分かり、川本が亜紀子にボクサーの過酷さを話すことで、恐らく、パンチドランカー、
草薙は、やたらとせわしなくしゃべりまくっていた(自分は精神疾患ではないと確信している)かと思うと、「1発、やらしてくんねぇがい?ほれ、これこれこれこれ」と別人格の性欲の塊になったりするのが、行動で分かりますが、病名・原因は不明、
ミキ(花奈澪)は、感情のコントロールが出来ず、すぐに暴力を振るったり、暴言を吐いたりしますが、原因は不明、
不破さん(仲田育史)と四条さん(剛州)は、草薙が亜紀子に不破さんのことを「天才となんとかは紙一重って言うじゃないですか」と言ってるだけで、なんで会話が「ケンちゃん、チャコちゃん」「収入印紙だね」なのか、病名・原因は不明、
小幡っちゃん(山田諭)は、草薙が亜紀子に「治療の一環で、こうして歩いてるんですけど、なんの治療か分かりません」って言っただけで、病名・原因は不明、
そして、白田(大塩ゴウ)くんは、「今度、レディ・ガガが会いに来るから、紹介するよ」と言ったり、「スパニタクル星人。ここは危ないんだからっ、アブナ!」「スパニタクル・バリーーーーア」と、なにがなんだか分からなかったのですが、
夜、亜紀子に向かって「ボクの日記」を読んで聞かせることで、原因が、なぜスパニタクル星人なのかが明らかになりました。
大塩ゴウさんは、TBS「闇金ウシジマくんseason3」でに、チンピラの柏木役で出演していて、その風貌はスキンヘッドに眉毛もなく。しゃべり方も声のトーンも、やくざ。あまりのギャップに、腰抜かしました。
白田くんは、13~16才くらいだと思います。
ボクの日記
(小刻みに足踏みしながら、目を大きく見開いて、読み始めます)
かなり、実際の日記とは違ってるけど・・(頭にちゃんと日記が残ってないので💦)
朝ごはんに、誰かが、ツバを、掛けた。
イヤだけど、ご飯をた、べないと、弱ったと、ころを、
スパ、ニタクルせ、いじんに、攻撃さ、れるから、ガマンして、食べる
今日も、誰かが、ボクが、エグザイルに入るのをジャマ、するために、
耳の奥に、スピーカーを仕込んで、ボクを罵倒する
スパニタクル星人も、ボクを、罵倒する
お昼は、もっとサイアクだ。
今度はご飯におしっこを、かける
アンモニアの臭いがす、る、ご飯を、たべる
たまに、スパニタクル星人に、みつからずに、隠れることが、出来る
そんなとき、ボクは、とても、おだやかな気持ちに、なれるん、だよ。
でも、また、すぐに見つかって、殴られる
日記を書いた紙をたたむと、正面を向いて
でも、ボクは負けないぞ。マケナイ、マケナイ、マケナイ
白田くんは学校で壮絶ないじめを受け、朝ごはんもってことは、もしかしたら、家庭でも親から虐待されていたのかもしれない。
その現実から心を守るため、自分はスパニタクル星人に攻撃されてるというストーリーを作り上げていたんだということが分かりました。
混乱した亜紀子は、談話室の外にある公衆電話から(携帯は病院に取り上げられているので)、会社に電話するんですが、川本がつかまりません。
と、まぁ、このあたりが、順番があやふやです。
談話室に全員そろってるところに、緒方先生と看護師の山崎さん(中村尚輝)がやってきて、
緒方先生から
今日は、大事な話があります
エリカや白田くんが、いつものように騒いでると、ミキだったかな、「静かにしろよ、大事な話って言ってんだろ!」
皆さん、森田療法はご存知ですか?
たいへん、実績がある治療法です
歩くウィキペディアの草薙さんが「いや、わたしとしたことが、知りませんでしたぁ」
森田療法の説明をする緒方先生。最後に、
あるがままを受け入れる。そして、ここが一番大切です。薬に頼らない、ということです。
するとミキが「えっ?薬を飲まないの?」と不安そうに言うと
飲まないんじゃない、飲んじゃいけないんです。
じゃあ、もう薬は出ないの?
いいえ、山崎くん。
山崎さん、ベンチシートの上に立つと、手にe-maのど飴みたいな丸くて直径は8mmくらいのものを舌に乗せて、観客にも、患者さんたちにも見えるようにします。で、飲み込んで、口には何もないことを見せます。いったん口を閉じて、また口を開けて舌を出すと、舌の上には、さっきの丸い飴が。
それを見た、亜紀子が
あー、それ、得意・・・な気がします
でも、もう、薬は出ないんじゃないんですか?
いえ、院長には言っていません。薬を辞めたら、利益が減りますからね。病院は薬を辞めたがらないんです。
実績を積んで、それを院長に、いや、医師会にぶつけるんです!
でも、そんなことしたら、緒方先生が・・・
僕のことはいいんです!
そして、薬を飲んだフリの練習から、男性患者たちが一列に並んで、ふたりの看護師の前で、薬を受け取ると、次々に飲んだフリをしていきました
白田くんは、成功して、口の中に残ってる薬の粒をさくらんぼの種飛ばしのように、緒方先生に向かって、笑いながら吐き出しました。
亜紀子は、自分が処分されることを恐れずに、患者のために新しい治療法を提案・実行する緒方先生を、完全に信頼、尊敬のまなざしでした。
ここでも、流れるような転換で、患者が全員いた談話室から、翌日の診察室へ。
亜紀子は、高梨先生に切り出します。
あの、先生を代えて欲しいんですけど。患者にだって、そういい権利、あると思うんですよ。
えっ?代えるって?
はい。
この病院の医者は、僕だけですよ。
まったぁ。若くて、いい先生がいるじゃないですか。
??
緒方先生ですよ。
緒方先生?あー!緒方先生ね。
院長先生は、ふたりの看護師の方へ振り向いて、笑い出しました。
あー、女性は階が違うから、知らないのかな?
緒方さんはね、統合失調症の患者なの。
どういうわけか、自分を医者だと思い込んでてね、
ほんとは大工なんだけどね。
なんていうのかな、なんかの拍子で、スイッチが入っちゃうんだよね。
なまじ、医者の知識があるもんだから、厄介なのよ
あっ、薬飲んでないのかなぁ。本田くん、ちゃんとチェックしてる?彼、飲んだフリするの上手いから。ちゃんとチェックしてよ。
衝撃の言葉に、固まる亜紀子
だって・・看護師も・・
あぁ、山崎くん?彼はね、解離性同一性障害。いわゆる多重人格。
これね、上手い具合に、ふたり、ペアになってるんだなぁ。
病気ってすごいでしょ?下手な役者なんかより、よっぽど本物みたいだから。
さらに固まる、亜紀子
なにか、変なこと言われてないですか?
いま、あなたは自分の病気を治すことだけ、考えてください。
スイッチを入れちゃったの、わたしだ。。
亜紀子が談話室に戻ると、患者たちが、緒方先生に、状態を報告していました。
草薙は、絶好調
白田くん「今日、スパニタクル星人、来なかったよ!」
ところが、後藤が手を挙げると「オレさ、特に変わらないんだけど。小幡っちゃんなんか、むしろ、テンション下がってない?あと、佐古っちとクロマニヨンも」
緒方先生、怒ったように「デトックス効果です。まだ1日目だ。わたしの言うことに従っていればいいんだ!」
山崎さんが、各自に合わせたプログラムを記入した用紙を配ります。
それじゃ、体調の変化があったら、教えてください。よろしく。
部屋から出ていく、緒方さんと山崎さん。
亜紀子、(どうしよう、どうしよう、どうしよう)
みんな、聞いて!緒方さん、先生じゃないの!患者さんなの!
一同、ポカーン
すると、草薙が「知ってますよ。それがなにか?」
えっ??
ミキ「医者とか、患者とか、関係ねぇんだよ。
どうせ、オレたち、ここから出られないんだから」
草薙「子供のころ、あいつ、頭おかしい!ってよく言われたんですよ。でも、人間なんて、みんな、狂ってますから」目がマジ。怖い表情のまま出ていくと
ミキが「えー、なに?ちょー受ける。行こう!」真理子と一緒に草薙の後を追っていきました。
混乱を極める、亜紀子。
談話室に残っているのは、清原くん、四条さん、フレディー・マーキュリーの不破さん。
上手側前方に立ち尽くす亜紀子に向かって、不破さんが歩いてきました
ダイク、キュウシュウ、タダシブラザース
ダイク、キュウシュウ、タダシブラザース
亜紀子 はい、はい(混乱してるところに、いつもの、意味不明なことを言い出す不破さんにイラつきながら)
ダイク、キュウシュウ、タダシブラザース
はい、はい・・・えっ?
大工、九州、忠ブラザース
そのまま、立ち去る不破さん
(まさか、まさか!)
清原くんに
ねぇ、緒方さん、下の名前は?
っ、タダシ
どこの出身?
知らない。でも、お医者さんじゃないときは、九州の言葉をしゃべってるよ
清原くんも、部屋から出ていきました
緒方さんは、5才の時に離れ離れになった、弟の忠だ!
談話室に残っているのは、亜紀子のほかには、フレディー・マーキュリー不破さんと気が合っていて、「コメットさん」「駒澤大学付属苫小牧高校」で不破さんとの会話が成立している、四条さんだけ。
亜紀子は、まさかの弟との再会と、弟の「スイッチ」を入れてしまったことで、
混乱、混乱、混乱
さらに、イラつかせるように、四条が
ジャーナリスト、ホッカイドウシュッシンデス
ちょっと、黙っててくれない?
今、すごく混乱てて
ダイジナハナシヲシマス
タダシイモリタリョウホウハ、サイショノイッシュウカン、ショクジイガイ、カンジャを寝かせておくことです。
あるがままを受け入れる。危険だと思いませんか?
大変なことになってきましたねぇ、深水社長。
続く