浅野温子×劇団男魂(メンソウル) TEAM ON×SOUL 1st
「イノチボンバイエ」 中野ザ・ポケット
舞台は精神病棟
夕食後、談話室には、パニック障害の清原飛鳥(清田悠聖)くん、緒方先生(杉本凌士)、看護師の山崎さん(中村尚輝)、そして、緒方先生に「見学してみませんか?」と誘われ、断れずにちょこんと座ってる、亜紀子(浅野温子)。
緒方先生に諭されるようにして、清原くんは、自分が怖かった人のことを、話し始めました。
お父さんはプロの音楽家で、子供のころからトランペットをやらされていた清原くんは、上手く吹けないとお父さんに殴られてたそうです。
吹奏楽の強豪校に進み、高校2年の時に出場した大会前日、風邪をひいてしまい、当日は40°の熱があるにも関わらず、休めませんでした。大事なトランペットのソロパートで、呼吸が苦しくて、息が入ってこず、音が途切れてシーンと・・
過去の苦しかったことを思い出し、「ワーーっ!」っと両耳を抑えるように、亜紀子の方へ走って行って椅子に座ると、
山崎さんが「今日はこのへんで」
でも、緒方先生が「いや、ダメだ。全部吐き出すだ!」
亜紀子も、なんかいたたまれず「大丈夫、大丈夫」と言いながら、清原くんの頭をなでてあげました。
清原くんのトランペットソロパートで音が途切れてしまってから、演奏全体がバラバラになってしまい、本当は優勝できたであろう大会で、最下位に。
緒方先生「そのあと、お父さんになんて言われた?」
「死ね!って。」
「そうかぁ、ツラかったね。でも、清原くん、ちゃんと高校卒業したんだよね」
「ねぇちゃんが、毎日、車で学校まで送ってくれたから」
たぶん、このとき、パニック障害を発症してて、電車のような、自分の意志でいつでも降りることが出来ない環境には、身を置けなかったので、お姉さんが車で送り迎えをしてくれたんでしょう。
「優しいお姉さんだね。お姉さんが優しいのはね、きっと、清原くんが優しからだよ。どう?全部話して、今、苦しい?」
首を横に振る、清原くん。
「よぉし、今日のカウンセリングはこれでおしまい。また、来週」
「亜紀子さん、ありがとうございます。亜紀子さんの優しさが清原くんのトラウマを引き出させてくれたんです」
「いえ、わたしは、何も・・」
亜紀子は、ハゲの院長と違って、緒方先生には好感を持つようになりました。
転換すると、舞台下手に診察室。走るようにやってきたのは、感想③で「一番危ない?」と予告した、草薙(坪内守)。
草薙は、亜紀子にマシンガントークで患者さんの紹介したり、自分については「僕は病気じゃないんです。なんて言うか、心の洗濯です。ゴシゴシゴシって」と、話してて、どんな症状なのか、不明でした。
高梨先生(及川いぞう)「草薙さん、どう?調子は?」
「はいっ、もう、心身ともに、なんて言いましょうか、絶好調です!もう、そろそろ退院してもいいんじゃないでしょうか?」
2,3度、いきなり立ち上がると、上の方に目をやり、何かを手で払うように、イラっとした表情を見せてたのが、気になります。
「いぃや、まだダメだよ」
「何でですか?わたくしね、承服しかねますですよ。ちゃんと理由を言っていただかないと」
「草薙さん、〇〇真理子さん、分かる?」(苗字は、忘れました。パンフレットの役名も「真理子」なので)
「あぁ、12月8日に自傷行為で入院してきた方ですね。あっ、12月8日と言えば、我、敬愛なるジョン・レノンが暗殺された日なんですよね。真珠湾攻撃も12月8日で、・・・」
「真理子さんの下着が盗まれたんだよ。草薙さん、あんた、知らない?」
「はぁ?なんのことですか?わたしが知るわけ・・・」
看護師の木田(上村剛史)が草薙のトレパンを一気にずり下すと、
草薙さんは、ピンクの女性もののパンツを履いてます(´・ε・`)
「えっ?し、知らない。これは、罠だ。。誰かにはめられたんだ!」
「そんな訳ないだろ。ちょっとー、保護室に入ってなさい」
木田と大島(町屋友康)、ふたりの看護師に両手を持たれ、引きずられるようにして、
保護室へ・・
「罠だ!」
前作の「口無し-バカデカ2」では、二枚目で独身貴族の刑事役だった坪内さんを、「イノチボンバイエ」千秋楽後にDVDで観ました。もちろん、どの役者さんも、いろんな役をやりますが、何、この差は!
てことで、草薙は保護室に入っているため、不参加で、それ以外の患者さんで、
グループカウンセリングを始めました。これも、仕切るのは、緒方先生、サポートは山崎さん。
乗り気じゃない亜紀子も参加しました。
患者さん同士で、自分の夢について、話します。
口火を切るのは、白田くん(大塩ゴウ)
ちなみに、「闇金ウシジマくんseason3」の柏木役とは、まるで別人です。
「スピルバーグと一緒に『ローマの休日』を撮ることです!」
後藤(新晟聡)「てめ、わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇよ」
緒方先生「はい、後藤さん、批判はしない。ここは安全な場所です。
佐古さん(横山貴之)かくかくとした手の動きとともに「B'zの”アローン”で100点を出す」
緒方先生「・・・」
「B'zの”アローン”で100点を出す」
後藤、緒方先生に向かって「分かってねぇんだろ?(笑)」
ミキ(花奈澪)が助け舟を「カラオケだろ?」
「練習すれば、いつか、出せるよ」「いい夢だと思うよ」
怒っている、というよりは、ぶっきら棒な感じで、佐古っちの夢をほめた、ミキ
すると、佐古さん、嬉しそうにミキの方へ小走りして、チューしようとして
「しねぇよ!」ミキのビンタ一閃(笑)
和やかな雰囲気で、グループカウンセリングは続いていきます
続く